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[C☆voice97]びわこ成蹊スポーツ大FW松田力「大分でも結果を残して、大学も勝たせたい思いがある」

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 大学サッカー界の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「College star voice」。第97回はびわこ成蹊スポーツ大FW松田力選手(4年=立正大淞南高)です。

 昨年の関西学生リーグ1部得点王。大学サッカー界屈指の点取り屋だ。チームメートで、双子の兄弟であるDF松田陸選手とのあうんのコンビ、そして大分トリニータ特別指定選手としても注目されるストライカーの目標と課題とは?
 
―大阪産業大戦(5月6日)は5-0で快勝だった
「最初、相手にとってはアンラッキーな、自分たちにとってはラッキーなゴールで波に乗れたと思います」

―自分のプレーについては
「前でふつうに収められましたし、シュートも打てたんで、全体的には良かったと思います。(得点には絡んだが)点も取りたかったですね。周りが点取れているんでいいんですけど、自分でもこだわって点を取っていきたい」

―守備の勝利でもあった
「最初大体大戦とか、関学戦とか結構失点していたんですけどしっかり修正して全員が守備からを意識している。守備としてはFW2枚の運動量が結構あるので、ボランチを切るようにしています。前からどんどん追い込んでCBは跳ね返すだけにしたいと思います」

―自分自身の武器についてはどう考えている?
「前向いた時の突進力。自分が後ろ向きだったらあまり相手も怖くないと思う。そこまでポストプレーもドンという感じではない。高校の時は前でドンという感じでもできていたんですけど、大学へ入って裏へ抜けるというプレーが増えた」

―自分の得点パターンもそういう形でのゴールが多い?
「そうですね。多いですね。センタリングからが多いですね」

―陸クンは「クロスを上げたらもう飛んでますよ」と
「そんなことはないです(微笑)。良いボールが来るので、合わせるだけですから」

―今年は特に2人がチームを引っ張っている
「自分らが引っ張っている部分もあるんですけど、みんながしっかりついてきてくれている。自分らだけでなく、みんなにも自分がやらなければいけないという気持ちがついて来てくれている。それが良くなっていることが、4連勝につながっていると思います」

―その中で2人ともよく走って引っ張っている
「自分らが走らないと勝てないので、そこは自覚しています」

―大分のサポーターにはどの部分を期待してもらいたい?
「背後に抜けるところ、頑張るところを自分の得意としているので、そういうところやゴールをしっかりと見てほしいですね。裏へ飛び出す動き、打点の高いヘディングなど注目してもらえれば」

―Jとやれるのはワクワクするのでは。試したいところは
「練習行った感じでは、やれるかなと感じている。あとは頭の賢さとか、勝負どころの見極めはJの選手は高くて、あとはシュートの上手さも違いますね。両足上手い選手が多い。自分はまだ左右同じ威力で撃てないし、精度もまだまだです」

―プロへの憧れは
「小さい頃からプロになりたい、なろうと思っていた」

―近づいてきたと感じたのは
「去年得点王取って、大学は結構Jのスカウトが見に来ているので、リーグ終わってから話とかも来ていて、Jに行けるのかなと」

―目標
「どっちも結果を残したい。大分でも結果を残して、大学も勝たせたい思いがある」

―ストライカーの理想像
「自分はファン・ペルシーやルーニーといったシュートが上手くて、賢いストライカーに憧れています。目標はそこです」

―将来は2人で代表入って
「2人でまたやりたい気持ちはあります」

―今年のチームの目標
「インカレ出場、日本一目指しています」

(取材・文 吉田太郎)
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連載:「College star voice」

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