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[Fリーグ]神戸を完封した湘南が07年以来6年ぶり開幕戦勝利!

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[6.15 Fリーグ第1節 湘南2-0神戸 代々木]

 Fリーグは15日、7シーズン目の開幕を迎え、第5試合では湘南ベルマーレ(Fリーグ)デウソン神戸が対戦した。後半8分にFP中村猛のゴールで先制した湘南は、同16分にもFP安藤良平が追加点を挙げて、リードを2点に広げた。このまま湘南が2-0で逃げ切り、開幕戦で実に6シーズンぶりの白星をあげた。

 マン・オブ・ザ・マッチに輝いた安藤は「2点取って、失点ゼロで終われたのはいいのかなと思います」と、笑顔を見せた。「代々木は人がたくさん入ってくれて、その中で自分たちのやってきたことを出せるかどうか。その中で結果を出せたのが良かったです。運動量をとにかく上げて、走れるチームになりたいです。何が何でも勝つ。勝って次につなげたかったので、それができて良かったです」と、勝利を喜び「今日勝って嬉しいですが、明日もしっかり勝って、勝ち点3を積み重ねていきたいです」と、明日の第2節でも連勝することを誓った。

 前半をスコアレスで折り返した試合は、後半に動く。後半8分、それまで押し込まれていた湘南が、中村が右サイドから右足でシュートを放つ。これはGK冨金原徹に阻まれたが、こぼれ球を拾った中村が、再度、左足でシュートを放つと、カバーに入ったDFと右ポストの間を通り、ゴールに入った。

 1点を追う形になった神戸も波状攻撃を見せてゴールに迫ったが、GK遠藤晃夫を筆頭に、体を張って守る湘南の守備を崩しきれない。遠い位置からFP江藤正博らがゴールを脅かすが、GK遠藤に阻まれた。

 後半16分、キックインのボールを右サイドで受けたFP小野大輔が、前線にループパスを入れる。DFを背負いながら反転した安藤のシュートがゴールへと決まり、湘南が2点をリードした。

 神戸はすぐにタイムアウトを取り、FP須藤慎一をGKにしたパワープレーを見せる。しかし、湘南の守備を崩すことができない。対する湘南も、FPボラが追加点を目指したが、GK冨金原のセーブなどに阻まれた。結局、湘南は最後までゴールを守り抜き、2-0の完封勝利で、Fリーグが始まった2007年以来となる開幕戦白星を挙げている。

(取材・文 河合拓)

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