6/17A代表練習後の選手コメント
日本代表は17日午前、ブラジリア市内で練習を行った。前日16日は宿舎で別調整だったMF本田圭佑、MF長谷部誠、DF吉田麻也も合流し、全23選手で調整した。
以下、練習後の選手コメント
●FW岡崎慎司(シュツットガルト)
―昨日のイタリア戦は見た?
「見ました。守備がしっかりしている。中央を締めながらという感じ。イタリアの方がしっかりとした組織で戦っていた。それを崩さないといけない」
●MF香川真司(マンチェスター・U)
「イタリア戦は見た。バロテッリの身体能力には気をつけないといけないけど、ブラジルより個の力はないと思う。でも、こういったプレーで競り負けるのが日本のウィークポイントだけど、ピルロにしても、守備はあまり上手じゃない。動ける選手じゃない。両脇のところを引き出してバイタルを空ければ」
―コンビネーションを生かすことができそう?
「ブラジル戦ではボールを運ぶということで、そこまで(うまく)できなかった。ブラジルはチャンスのときに攻守において走力があった。速かった。僕らに足りなかったのはその速さ。バイタルでボールを受けて走り込んでいくときのスピードが必要。メリハリをつけてやりたい」
●MF長谷部誠(ボルフスブルク)
―右足首の打撲は?
「打撲は大丈夫です。昨日はジムでバイクだった」
―ブラジル戦ではみんながショックを受けていたのでは?
「自分たちへの期待が大きかったし、監督が試合中に『いつまでウォーミングアップしているんだ』と言ったのも、選手に対して期待しているからだと思う」
―チャレンジできなかった理由は先制された時間が早かったから?
「あの失点は大きかったけど、あの時間帯だから、失点後にゲームプランを崩して前がかりになるのではなく、1失点はしたけど、最初からのゲームプランでやろうという話はみんなでしていた。でも、ブラジル相手ということで守備の比重が大きくて、それで前に出られなかったのが反省点です」
●DF長友佑都(インテル)
「イタリアに勝つことしか考えてない。この1試合にかける思いは強い」
―監督とイタリア代表について話したりは?
「監督もイタリアについて、チームについて、すごく詳しい。僕にも伝えてくれるし、チームにも知らせてくれる。そういう監督の思いを見て、負けたくない気持ちになる。ピッチで恩返しする。そういう気持ちが強い」
―昨日のイタリア戦は見た?
「勝負強いし、チームとして固いなと思った」
―バロテッリとはセリエAでも対戦しているが?
「そんときの印象も、テレビで見るより生の方がフィジカル、スピード、すべてにおいて違う。ミランの中でも(他の選手と比較して)違っていた。昨日もほとんどチャンスに絡んでいた。あそこを抑えないと厳しい。1対1は厳しいし、彼をイライラさせるのも一つの作戦。イライラさせたとき、こっちの流れになる。それぐらいしつこくいかないといけない。ビビッていたら向こうの思うつぼ。心理作戦でもうまくやっていければ。バロテッリの性格はカッサーノにも聞いたりしている。イライラしやすいし、そこはうまく使わないと」
―相手の右サイドは?
「ほとんどの選手を知っているし、(右SBの)アバーテとも何回もやっている。弱点も知っているし、逆に彼もこっちのストロングポイントや弱点を知っていると思う。サイドの攻防がカギになる。イタリアは固いし、サイドをこじ開けないと厳しい」
●DF今野泰幸(G大阪)
―イタリアの印象は?
「イタリアのシステムが変則的なので、穴ができる部分をビデオでよく見て、突いていきたい」
―昨日の試合は見た?
「部屋で一人で見た。うまかったですね。バロテッリ? あれがワールドクラスですね。強豪国にはFWにいい選手がいると感じた」
―対策は?
「イライラさせるしかない感じ。しつこく体を寄せる。自由にさせたらダメ。何とか体を当てて、プレッシャーをかけて、イライラさせるしかない」
―アテネ五輪以来、8年ぶりのイタリア戦だが?
「うーん、まったく違うチームなので。あまり関係ないですね」
―セリエAは見る?
「ちょくちょくですね。見るとしたらユベントスとミランくらい。(イタリア代表は)顔を見れば選手の特徴は分かる。でも映像と実際にやるのとでは違う」
―最初は様子見から入る?
「ブラジル戦では様子を見る時間もないくらい早い時間に失点したので、最初からメチャクチャ警戒していきますよ」
―攻守の比重も変わってくる?
「僕らはどっちに比重を置くというのではなく、全員攻撃、全員守備が特徴。前回は前線の選手がふがいなかったというのではなく、全員がふがいなかったと思う。後ろからもっとビルドアップをしっかりやっていれば、全然できたと思う。ブラジル戦は、チームとしての方向が少しバラバラだったのが、日本代表らしさを出せなかった原因だと思う。明後日の試合は、自分たちらしさを出して、いい試合にしたい」
―昨日のイタリア戦を見て、ミランのバロテッリとの違いはあった?
「ビックリしましたね。ミランと代表では全然違う。ミランのときはボールを失っても追わないけど、代表ではボールを追うし、運動量も多いように見えた。ちょっとチームとは違っていますね」
―どうやったらイライラする?
「しつこくやるのもそうだし、うまくいかないと思わせるのも必要。悪く言えば、ポストのときに足を突っついて、痛がることをちょっとずつすればイライラしてくると思う」
―イタリアに対しては、あこがれの気持ちはある?
「スターがいますからね。スターを倒したいという闘志を、僕は内に秘めているつもりです。スターを倒せば、自分の評価も上がる。テレビで見ている選手たちを倒したいという気持ちが強いです」
●DF吉田麻也(サウサンプトン)
―コンディションは?
「健全です」
―バロテッリの印象は?
「ペナルティーエリアの中で仕事ができる選手。昨日の2点目を見ても、フィフティーフィフティーのボールをゴールに押し込むことができる。非常に危険だと思う」
―対策は?
「いつもどおりやるだけ。特にこれというのはない」
●DF内田篤人(シャルケ)
―昨日のイタリアの試合は見た?
「見ました」
―チームで?
「いや、個人個人で。あんまりちゃんと見なかったけど」
―印象に残ったことは?
「特になし」
―チームでは見てない?
「全然」
―ネイマールを抑えて次はイタリアだが?
「そういうふうに言われるけど、ドイツでもああやってきていたから。別に特別じゃない。みんな代表して見てないんだろうなって」
―イタリアのイメージは?
「スカウティングを見てないから。まあ、でもイタリア人スタッフだからね」
―CLではインテルとやっているが?
「インテルは場所がイタリアにあるだけだから」
―イタリア人スタッフはいつもより気合が入っている感じ?
「口でバンバン言う人が多いわけじゃないから。でも負けたくないでしょうね」
●GK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)
―昨日のイタリア戦は見た?
「イタリアらしいというか、ブラジルとは違った強さがある。点を取るストライカーもいるし、パスを出せるパサーもいる。簡単にはいかないと思うが、この前とは違った試合をしたい」
―イタリアには留学経験もあるが?
「自分の原点でもある。ベルギーで積み重ねてきたものも含めて次の試合で出せれば」
(取材・文 西山紘平、矢内由美子)
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―昨日のイタリア戦は見た?
「見ました。守備がしっかりしている。中央を締めながらという感じ。イタリアの方がしっかりとした組織で戦っていた。それを崩さないといけない」
●MF香川真司(マンチェスター・U)
「イタリア戦は見た。バロテッリの身体能力には気をつけないといけないけど、ブラジルより個の力はないと思う。でも、こういったプレーで競り負けるのが日本のウィークポイントだけど、ピルロにしても、守備はあまり上手じゃない。動ける選手じゃない。両脇のところを引き出してバイタルを空ければ」
―コンビネーションを生かすことができそう?
「ブラジル戦ではボールを運ぶということで、そこまで(うまく)できなかった。ブラジルはチャンスのときに攻守において走力があった。速かった。僕らに足りなかったのはその速さ。バイタルでボールを受けて走り込んでいくときのスピードが必要。メリハリをつけてやりたい」
●MF長谷部誠(ボルフスブルク)
―右足首の打撲は?
「打撲は大丈夫です。昨日はジムでバイクだった」
―ブラジル戦ではみんながショックを受けていたのでは?
「自分たちへの期待が大きかったし、監督が試合中に『いつまでウォーミングアップしているんだ』と言ったのも、選手に対して期待しているからだと思う」
―チャレンジできなかった理由は先制された時間が早かったから?
「あの失点は大きかったけど、あの時間帯だから、失点後にゲームプランを崩して前がかりになるのではなく、1失点はしたけど、最初からのゲームプランでやろうという話はみんなでしていた。でも、ブラジル相手ということで守備の比重が大きくて、それで前に出られなかったのが反省点です」
●DF長友佑都(インテル)
「イタリアに勝つことしか考えてない。この1試合にかける思いは強い」
―監督とイタリア代表について話したりは?
「監督もイタリアについて、チームについて、すごく詳しい。僕にも伝えてくれるし、チームにも知らせてくれる。そういう監督の思いを見て、負けたくない気持ちになる。ピッチで恩返しする。そういう気持ちが強い」
―昨日のイタリア戦は見た?
「勝負強いし、チームとして固いなと思った」
―バロテッリとはセリエAでも対戦しているが?
「そんときの印象も、テレビで見るより生の方がフィジカル、スピード、すべてにおいて違う。ミランの中でも(他の選手と比較して)違っていた。昨日もほとんどチャンスに絡んでいた。あそこを抑えないと厳しい。1対1は厳しいし、彼をイライラさせるのも一つの作戦。イライラさせたとき、こっちの流れになる。それぐらいしつこくいかないといけない。ビビッていたら向こうの思うつぼ。心理作戦でもうまくやっていければ。バロテッリの性格はカッサーノにも聞いたりしている。イライラしやすいし、そこはうまく使わないと」
―相手の右サイドは?
「ほとんどの選手を知っているし、(右SBの)アバーテとも何回もやっている。弱点も知っているし、逆に彼もこっちのストロングポイントや弱点を知っていると思う。サイドの攻防がカギになる。イタリアは固いし、サイドをこじ開けないと厳しい」
●DF今野泰幸(G大阪)
―イタリアの印象は?
「イタリアのシステムが変則的なので、穴ができる部分をビデオでよく見て、突いていきたい」
―昨日の試合は見た?
「部屋で一人で見た。うまかったですね。バロテッリ? あれがワールドクラスですね。強豪国にはFWにいい選手がいると感じた」
―対策は?
「イライラさせるしかない感じ。しつこく体を寄せる。自由にさせたらダメ。何とか体を当てて、プレッシャーをかけて、イライラさせるしかない」
―アテネ五輪以来、8年ぶりのイタリア戦だが?
「うーん、まったく違うチームなので。あまり関係ないですね」
―セリエAは見る?
「ちょくちょくですね。見るとしたらユベントスとミランくらい。(イタリア代表は)顔を見れば選手の特徴は分かる。でも映像と実際にやるのとでは違う」
―最初は様子見から入る?
「ブラジル戦では様子を見る時間もないくらい早い時間に失点したので、最初からメチャクチャ警戒していきますよ」
―攻守の比重も変わってくる?
「僕らはどっちに比重を置くというのではなく、全員攻撃、全員守備が特徴。前回は前線の選手がふがいなかったというのではなく、全員がふがいなかったと思う。後ろからもっとビルドアップをしっかりやっていれば、全然できたと思う。ブラジル戦は、チームとしての方向が少しバラバラだったのが、日本代表らしさを出せなかった原因だと思う。明後日の試合は、自分たちらしさを出して、いい試合にしたい」
―昨日のイタリア戦を見て、ミランのバロテッリとの違いはあった?
「ビックリしましたね。ミランと代表では全然違う。ミランのときはボールを失っても追わないけど、代表ではボールを追うし、運動量も多いように見えた。ちょっとチームとは違っていますね」
―どうやったらイライラする?
「しつこくやるのもそうだし、うまくいかないと思わせるのも必要。悪く言えば、ポストのときに足を突っついて、痛がることをちょっとずつすればイライラしてくると思う」
―イタリアに対しては、あこがれの気持ちはある?
「スターがいますからね。スターを倒したいという闘志を、僕は内に秘めているつもりです。スターを倒せば、自分の評価も上がる。テレビで見ている選手たちを倒したいという気持ちが強いです」
●DF吉田麻也(サウサンプトン)
―コンディションは?
「健全です」
―バロテッリの印象は?
「ペナルティーエリアの中で仕事ができる選手。昨日の2点目を見ても、フィフティーフィフティーのボールをゴールに押し込むことができる。非常に危険だと思う」
―対策は?
「いつもどおりやるだけ。特にこれというのはない」
●DF内田篤人(シャルケ)
―昨日のイタリアの試合は見た?
「見ました」
―チームで?
「いや、個人個人で。あんまりちゃんと見なかったけど」
―印象に残ったことは?
「特になし」
―チームでは見てない?
「全然」
―ネイマールを抑えて次はイタリアだが?
「そういうふうに言われるけど、ドイツでもああやってきていたから。別に特別じゃない。みんな代表して見てないんだろうなって」
―イタリアのイメージは?
「スカウティングを見てないから。まあ、でもイタリア人スタッフだからね」
―CLではインテルとやっているが?
「インテルは場所がイタリアにあるだけだから」
―イタリア人スタッフはいつもより気合が入っている感じ?
「口でバンバン言う人が多いわけじゃないから。でも負けたくないでしょうね」
●GK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)
―昨日のイタリア戦は見た?
「イタリアらしいというか、ブラジルとは違った強さがある。点を取るストライカーもいるし、パスを出せるパサーもいる。簡単にはいかないと思うが、この前とは違った試合をしたい」
―イタリアには留学経験もあるが?
「自分の原点でもある。ベルギーで積み重ねてきたものも含めて次の試合で出せれば」
(取材・文 西山紘平、矢内由美子)
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