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プランデッリが気にするザックの存在 「選手よりザッケローニを警戒している」

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 日本代表が19日のグループリーグ第2戦で対戦するイタリア代表は18日、試合会場のペルナンブコ・アリーナで公式練習を行った。練習前にはチェーザレ・プランデッリ監督とMFダニエレ・デ・ロッシ(ローマ)が記者会見に出席。プランデッリ監督は「日本には素晴らしい監督がいる」と、同じイタリア人であり、旧知の仲でもあるアルベルト・ザッケローニ監督の名前を挙げ、日本を警戒した。

「日本には素晴らしい監督がいる。選手の良い質を引き出し、チームによいバランスをもたらしている。日本にはよい選手がそろっており、興味深いチームだ」

 16日のメキシコ戦に2-1で競り勝ち、初戦を白星で飾ったイタリア。日本に勝って勝ち点を6に伸ばせば、準決勝進出に大きく前進する。イタリアから見れば格下相手だが、指揮官は気を緩めるつもりはない。イタリアのことを熟知するザッケローニ監督の「戦術」に警戒を強めている。

「日本で一番危険な選手はだれか?」と聞かれたプランデッリ監督は「香川は興味深い選手」と、MF香川真司の名前を挙げながらも、やはりザッケローニ監督に神経がいくようだ。「香川は興味深い選手だが、個々の選手はあまり気にしない。むしろザッケローニのほうを警戒している。彼は非常によい戦術を立てることができる」。敵はピッチではなく、ベンチにいる。プランデッリ監督はそう言わんばかりにザッケローニ監督の存在を意識していた。

(取材・文 西山紘平)

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