日本代表が19日のグループリーグ第2戦で対戦するイタリア代表は18日、試合会場のペルナンブコ・アリーナで公式練習を行った。練習前にはチェーザレ・プランデッリ監督とMFダニエレ・デ・ロッシ(ローマ)が記者会見に出席。デ・ロッシはMF香川真司の名前を挙げ、警戒を強めた。

「日本の選手で知っているのは3人か4人。よく話に出てくるのはマンチェスター・ユナイテッドの香川だ」。そう明かしたデ・ロッシは「香川はチームのスターだと思うが、日本には他にもたくさんの選手がいる。非常によいチームだと思うし、対戦するときは危険なチームになる」と指摘した。

　2-1で勝った16日のメキシコ戦は、先発11人のうちユベントス所属の選手が6人、ミラン所属の選手が4人を独占。2チーム以外で先発したのはデ・ロッシだけだった。今季のセリエAで6位に終わったローマで、デ・ロッシは25試合に出場し、無得点。記者会見でも、ローマでの不振が代表に影響する可能性について質問が飛んだ。

「(代表で)ポジションを失う心配はしていなかったが、その可能性もあるのかなとは思っていた。サッカーに確実なことは何もないからね」。ローマは今月12日、来季の新監督にルディ・ガルシア氏が就任することを発表。クラブに関する質問が目立ったが、「クラブについて言うことはない。今は目の前のやるべきことに集中しないといけない」と、コンフェデレーションズ杯に集中していた。

(取材・文　西山紘平)

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