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ブッフォンとの対戦を楽しみにする川島

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「12年前の自分は、代表選手としてイタリアとやれるとは思っていなかった」

 GK川島永嗣(スタンダール・リエージュ)は感慨深げだった。大宮時代の01年のシーズンオフ。川島はセリエA・パルマに短期留学した。

 当時、世界No.1のレベルを誇ったリーグがセリエAだ。そこで受けた刺激、そこで見たハイレベルなGK技術は、まだ10代だった川島に大きな影響を与えた。中でも、その年の夏にユベントスへ移籍したGKジャンルイジ・ブッフォンの存在感は抜きんでていた。

「ブッフォンは素晴らしいゴールキーパーですし、人間的にも素晴らしいと聞いている。ダイナミックな中にも繊細さもあるキーパー。こうやって良いキーパーと対戦するのは、キーパーにとっての醍醐味でもある。楽しみにしています」

 試合前日の公式練習では大雨の中、芝の状態をチェック。ブラジルとの第1戦があったブラジリアと比べてピッチ状況は良かったという。

「ブラジル戦では 僕もそうだが、選手みんながパッとしなかった。イタリア戦では自分たちが思い切ってやりたい。そういう中でしっかり結果を求めてやりたい」

 FWバロテッリやMFピルロに関してはしっかりとその特徴をインプットした。「バロテッリはどこからでも狙ってくる選手。ピルロとは(FKの際は)駆け引きだと思う」

 イタリア相手に勝つには、守備陣が失点をゼロにとどめることができるかどうかが重要になる。イタリアに影響を受けた川島が、イタリアを相手に戦う日本のゴールにカギを掛ける。

(取材・文 矢内由美子)

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