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ネイマール2戦連発!ブラジル2連勝

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[6.19 コンフェデレーションズ杯A組 ブラジル2-0メキシコ フォルタレザ]

 19日、コンフェデレーションズ杯グループリーグA組第2節のブラジル対メキシコ戦が行われ、ブラジルがFWネイマールの先制ゴールなどによって2-0で勝ち、2連勝。準決勝進出へ大きく前進した。

 開幕戦で日本に3-0で快勝した開催国・ブラジルと、イタリアに1-2で競り負けたメキシコとの一戦。ネイマール、MFオスカルら日本戦と同じ先発11名を選択したブラジルに対し、メキシコはイタリア戦から先発2名を入れ替えて開催国撃破を目指した。

 試合は大歓声に後押しされたブラジルが立ち上がりから怒涛の攻撃を繰り出す。2分にネイマールが左サイドを破って地元の観衆を沸かせると、4分には左FKから左SBマルセロが左足シュート。出足のいい守備から迫力のある攻撃で相手をPAへ押し込むブラジルは、その直後にもネイマールが左サイドを突破し、そのラストパスのこぼれ球をFWフッキが右足でゴールを狙う。

 そして9分、早くもブラジルがスコアを動かす。ブラジルは右サイドの狭い局面をショートパスで打開。縦へ抜け出した右SBダニエウ・アウベスが早いタイミングでクロスを放り込む。これは中央でメキシコDFがクリアしたものの、PA内へ落下したボールに反応したネイマールが左足一閃。ダイレクトで撃ち抜かれた一撃がゴール左隅へ突き刺さってブラジルが先制した。

 ネイマールの2試合連続ゴールでリードを奪ったブラジルは、14分にも敵陣右サイドで一度失ったボールを奪い返したダニエウ・アウベスの右足ループシュートがメキシコゴールを脅かす。対するメキシコは16分に左SBホルヘ・トーレスのドリブル突破からチャンスをつくり、最後は混戦から右SBイラム・ミエルが決定的な右足シュート。だが勢い変わらずに攻めるブラジルは、23分にも右アーリークロスを胸でコントロールしたネイマールが、DF2人の前に出て左足を振り抜いた。

 ただ、前半半ばを過ぎるとメキシコが盛り返す。鋭いプレッシャーでボールを奪い、しっかりと繋ぎながら前進していくと、サイドではMFジオバニ・ドス・サントスらがドリブル突破。敵陣でファウルを奪う回数を増やしてセットプレーからゴールヘ迫った。ブラジルは鼻から出血したCBダビド・ルイスの止血に時間がかかり、10人で戦う時間帯が増えてしまうなど、終盤はリズムに乗れないまま前半を終えた。
  
 後半もバランスのいい攻守からブラジルにプレッシャーをかけたメキシコだが、絶妙なインターセプトを見せるダビド・ルイスの好守に阻まれるなど1点が遠い。逆にブラジルは10分にネイマールとのワンツーで左中間を抜け出したフッキが決定的な左足シュート。11分には個人技でPAへ侵入したネイマールの右足シュートが左ポストをかすめ、20分にもカウンターからMFパウリーニョが一気にPAまでボールを運び、最後はネイマールの右足シュートがゴールを捉えた。

 メキシコはドス・サントスやMFパブロ・バレーラが高いテクニックを発揮してサイドを破る。だが、クロスを強固なブラジルDF陣に跳ね返されて同点に追いつくことができない。逆にブラジルは後半アディショナルタイム、左サイドでボールを持ったネイマールが対応したDF2人の間を鮮やかなドリブルで割って入りラストパス。これを交代出場のFWジョーが難なく左足でゴールヘ押し込んで2-0で勝利した。

 この後行われた同組のイタリア対日本戦でイタリアが4-3で勝ち、2連勝。ブラジルとイタリアの準決勝進出が決定した。一方、22日のグループリーグ最終節で日本と対戦するメキシコは2連敗となり、グループリーグ敗退が決まった。

[写真]前半9分、ブラジルはネイマールが先制ゴール

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