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[Y☆voice252]横浜FMユースMF汰木康也「ユースでしているプレーをトップで」

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 高校年代の注目選手にその時どきの課題や目標について聞く連載企画「Youth star voice」。第252回目は横浜F・マリノスユース(神奈川)のU-18日本代表候補MF汰木康也選手(3年)です。

 180cm超の長身を持つ大型アタッカー。切れ味鋭いドリブルで局面を打開し、決定的なパス、シュートで味方にゴールをもたらす注目MFの今季の目標とは?(取材日:4月27日)

―柏U-18戦(4月27日、6-3)を振り返って
「前半なかなか自分たちのペースでできなかったので、自分たちのペースでやりたいと思っていたんですけど、レイソルさんがパス回し上手いので、後半からどんどんプレスをかけて自分たちのペースをつくっていこうと話していた。後半はペースをつかめた」

―ボールを奪ってから上手くボールを握っていた
「後半は上手くボランチとか、(田中)健太と連動してできたけれど、最初からできれば良かった」

―昨年のクラブユース選手権決勝で敗れた相手から6点取って勝利
「去年は本当に悔しい思いをした。本当にいいようにやられたので、きょうは借りを返そうという強い気持ちもありました。結果が出て良かったです」

―先週の市立船橋戦(1-5)が発奮材料に
「第1節のアルディージャ戦も前節の市船戦もいい結果を出せなかった。点も取れていないですし、今週は練習からアピールして、きょう勝つために、自分が結果を残せるように高めてきた。結果取れなかったんですけど、前の節よりはいいプレーができた」

―身長が伸びた印象
「高校入って5、6cmくらい。今183ちょっとです。体重が追いつかないですけれど。フィジカルの面ではまだ課題が多いです」

―下級生時から経験を積んできた
「2年からJユースとか出させてもらっている。でもなかなか満足行くプレーができていない。今年は代表のキャンプとか参加させてもらって、プロで出ている選手とか目の前で見てきた。このチームで点を取って引っ張っていきたいです」

―チームとしてもかなり得点が取れそうな印象だが
「攻撃的な選手が多い。連動出来れば、点も取れるし、脅威になれると思うんですけど、守備がまだちょっと課題が多い。もう少し確立してくれば」

―個人として、現在の強みは
「ドリブルとゴール前のラストパスも狙っている。点も取らないといけないので、常にシュートを狙っているんですけど、特にアタッキングサードでのプレーです」

―U-18代表合宿で通用したところ、伸ばさないといけないとかんじたところは
「やろうとしているサッカーがチームと全然違って、初招集だったんですけど、怒られることも多かった。慣れていなくて。一週間の合宿だったので、最後の方はコンセプトも見えてきたんですけど、まだまだついていくことができなかった」

―まず今年はトップチームに昇格すること
「このチーム、本当に攻撃的な選手が多いし、上手く連動すれば点がボンボン取れる。チームとしては点をたくさんとって、クラブユースもプリンスも、Jユースもできれば一番を目指して、トップの練習試合とかも何回か呼ばれて、点は取れていないですけど、点を取っていけばもっと呼ばれると思う。ユースでしているプレーをトップの練習試合で出せればいいと思います。まだ遠慮をしてしまっている」

―目標としている選手は
「目標としている選手はそんなにいないです。でも、去年トップに上がった喜田(拓也)クンとか小3から一緒になっている。身近な目標になっています」

(取材・文 吉田太郎)
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連載:「Youth star voice」

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