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高原が土壇場同点弾、東京V対栃木は打ち合いドロー

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[6.22 J2第20節 東京V3-3栃木 味スタ]

 東京ヴェルディ栃木SCの一戦は激しい打ち合いの末、3-3で引き分けた。東京Vが先に2点のリードを奪ったが、栃木が逆転に成功。しかし後半ロスタイムにFW高原直泰が同点弾を決めて、ドローで決着した。

 土壇場で勝ち点1を手にした東京Vだが、順位を2つ落として11位に後退。一方の栃木も、3位の長崎、4位の京都が敗れたため、勝ち点3の欲しかった一戦をものに出来ず、5位のままとなった。

 先制点は東京Vに生まれる。前半7分、MF安田晃大の縦パスをキープし、GKを引き付けたFW飯尾一慶が高原にラストパス。高原が落ち着いて沈め、幸先よく試合を動かした。さらに同33分、右サイドからMF西紀寛が左足でクロスを上げると、ファーサイドに飛び込んだDFペ・デウォンが頭で押し込み、リードを広げた。

 しかし上位追撃のため負けるわけにはいかない栃木も前半36分、DF當間建文が左サイドからアーリークロスを入れると、DFキローラン木鈴のオウンゴールを誘い、1点差に詰め寄って前半を折り返した。

 後半に入ってもゲームは激しく動いた。栃木は25分、MF菊岡拓朗が縦に鋭いスルーパスを入れると、MFクリスティアーノが流し込み同点。さらに同39分にはDF中野洋司からの浮き球パスで左サイドを抜け出したMF湯澤洋介が豪快にゴールネットを揺らし、アウェーの栃木が逆転に成功した。

 だがエースがうっちゃられかけたチームを土壇場で救った。ロスタイムに突入し迎えた46分、東京Vは右サイドのPAぎりぎり外の位置でFKを獲得。MF中後雅喜がクロスを入れると、DF刀根亮輔がスライディングで中に折り返す。するとこれが高原の足もとにこぼれ、最後はヒールで流し込む形で同点弾を蹴り込んだ。激しい点の奪い合いとなったゲームは勝ち点1ずつを分け合う形で幕を閉じた。

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