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3戦全敗にリアリスト内田も首をひねる

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[6.22 コンフェデレーションズ杯A組 日本1-2メキシコ ベロオリゾンテ]

「(酒井)宏樹のところに入れ」。0-1の後半14分、DF内田篤人(シャルケ)はDF酒井宏樹(ハノーファー)と交代でピッチに立ち、酒井の位置、右SBに入った。その時点で日本のフォーメーションは、試合開始時の4-2-3-1の形を保っていた。

 システムが変わったのはそれから7分後だ。ザッケローニ監督はFW前田遼一に代えてDF吉田麻也を入れる。1点ビハインドの状況でFWからDFへの交代。その意図はシステムを3-4-3に変更することだった。監督の指示を吉田から聞いた選手たちは、1点を取りに行くためのシステム変更と理解した。

 ところが交代は裏目に出てしまう。吉田が入ってからわずか1分後の後半21分、セットプレーから2失点目。さらに悪いことに、同32分にはDF長友佑都が負傷で交代。MF中村憲剛が入り、システムは4-2-3-1へと逆戻りした。

「負けている状況でDFラインの選手が試合に出るのは難しかったし、DFが2人も交代で入ったのだから失点したのは良くない」。内田は唇を噛んだが、短時間で2回のシステム変更はやはり難しかった。GK川島永嗣が止めたことで失点は免れたが、内田がPKを与える場面もあった。

「あの場面ではもう少し後ろでカバーに入らないといけなかった。今日の(パフォーマンスは)良くなかった。CKを含めて自分のところでやられてしまった」と深く受け止めた。

 途中出場の最終戦を含め、3試合で得たものは何か。「自分たちがしっかり準備していれば、ある程度やれる時間帯はあるけど、それよりも勝敗のところを感じる。何だろう。いいサッカーをしていた方が勝ちに近いけど…、うまく流れを引き込んでいくこと。そこは向こうがすごかった」と、首をひねっていた内田。1年後の本大会に向けて考えながら日々のトレーニングを行う。そして成長する。それだけが、答えを導いてくれる手段になる。

(取材・文 矢内由美子)

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