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工藤が“自画自賛”の決勝弾、敵地で広島下した柏が4強入りに前進

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[6.23 ナビスコ杯準々決勝第1戦 広島1-2柏 Eスタ]

 ナビスコ杯の準々決勝第1戦が23日に行われ、柏レイソルが敵地でサンフレッチェ広島を2-1で下し、先勝した。第2戦は30日に日立柏サッカー場で行われる。

 1-1で迎えた後半16分だった。柏はFW田中順也がクロスを上げると、MFジョルジ・ワグネルがヘディングで合わせる。「ジョルジのシュートミスだと思います」。FW工藤壮人が話したとおり、枠を捕えることはなかったが、このボールに詰める形で工藤がゴールを奪った。「いいゴールでした」という“自画自賛”の得点が決勝点となり柏が第1戦をものにした。

 前半はお互いのGKが好セーブを見せたこともあり、スコアレスで折り返したが、先制点を奪ったのも柏だった。後半9分、この試合が今季公式戦初出場となったDF橋本和からのクロスのこぼれ球をジョルジ・ワグネルがダイレクトで押し込む。するとGKの前に入ったFW田中順也がコースを変えてゴールに流し込み、先手を奪った。

 広島も後半14分、MF青山敏弘のシュートのこぼれ球をMF高萩洋次郎が押し込み、一時は同点とした。しかしその2分後に勝ち越しゴールを許すなど、思うようなゲーム運びが出来なかった。終了間際の44分にはFW佐藤寿人のシュートがポストを叩くなど運にも見放され、ホームでの第1戦を落としてしまった。

 富士ゼロックススーパー杯、リーグ戦に続き今季はやくも3戦目となった一戦。広島の1勝1分に終わっていたが、“リベンジ”を果たす形で柏が先勝した。「(2点は)大きいと思いますけど、守りに入るんじゃなくて、焦るのは相手ですし、そこをうまく逆手にとって勝ちたい」。工藤は第2戦へ向けて気を引き締めていた。


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