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鳥栖のエース豊田を完封、大宮DF高橋「想像していたよりまだまだ」

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[7.6 J1第14節 大宮1-1鳥栖 NACK]

 最後の1失点が悔やまれた。大宮アルディージャは1-0で迎えた後半38分にカウンターから失点。縦パスが入った鳥栖FW池田圭に対し、DF菊地光将、DF高橋祥平の2人で対応したが、その間を突破された。池田は体勢を崩しながらも倒れ込みながら右足でシュート。強引にも見えたプレーが執念で同点ゴールを呼び込んだ。

「スライディングシュートみたいになって、タイミングをズラされた。自分のミス。しっかり反省したい」。菊地がそう振り返れば、高橋も「最後の最後にやられたのは自分たちの責任」と唇をかんだ。

「納得できないですね」。高橋は悔やみ切れない様子だった。前半は完全に大宮がゲームを支配していた。後半は鳥栖にペースを握られたとはいえ、決定的と呼べるピンチはわずかだった。失点シーンも人数は足りていただけにもったいなかった。

 何より鳥栖のエースであるFW豊田陽平には仕事らしい仕事をさせなかった。ここまで得点ランキング4位タイの8得点を挙げ、東アジア杯(21日開幕、韓国)に向けた日本代表入りも待望されるストライカーは90分を通してシュート1本に終わった。

 高橋は「言い方は悪いけど、想像していたよりはまだまだだった。大宮の守備にハマっていたと思う」と強気に言う。それだけに「最後に失点して、自分が情けない」と、終盤の1失点で引き分けに終わったことが悔やまれた。

(取材・文 西山紘平)

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