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[Fリーグ]ホーム開幕戦に意気込む浜松FP笠井「サポーターに結果で恩返しする」

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 Fリーグは7日に第5節の2日目を行い、アグレミーナ浜松デウソン神戸と対戦する。この試合が浜松にとって、今季初となる浜松アリーナでのホームゲームだ。昨季、初めてFリーグに参入した浜松はシーズンを通じて2勝2分23敗で、最下位の10位に終わっていた。今季も4節を終えて浜松は未勝利が続いているが、同じく未勝利の神戸から初勝利を挙げたいところだ。

 6月の第2節を終えて浜松のFP笠井健太は、ホーム開幕戦での意気込みを語っている。笠井自身もFリーグの舞台で1年プレーしたことで、ようやく慣れて来たと話す。「やっと慣れてきましたね。小野監督に『お前の良さは縦に仕掛けることだ』と言ってくれたので、そこは監督が推してくれているので、自信を持ってやっていこうかなと思っています」。

 昨季ほど物事がうまくいかなかったシーズンは、過去になかったと笠井は言う。「サッカーに限らず、勉強でも、人生初のビリでした。もちろん、しない方が良い経験だったとは思います。でも、一度経験してしまった以上、それを良い経験にしたと捉えるようにしています。昨シーズン中は、さすがに悔しくて『こんなのやってられるか!』と思うこともありましたけどね(苦笑)。でも、今はもう良い経験が出来たと切り替えています。一度目だったら、良い経験といえます。しかし、2度目はただの苦い経験になってしまうので。細かく、もっともっと突き詰めてやっていきたいと思います」

 ホーム開幕戦、対戦相手に迎える神戸も同じように今季未勝利と苦しんでいる。初勝利を目指して挑んでくる一戦は、非常に厳しいものになるだろう。昨シーズン、つらい思いをさせ続けたサポーターに、応えたいと笠井は言う。

「いつもすごく盛り上げてくれる。開幕戦で名古屋に1-5と大敗しましたが、それでも後押ししてくれる。やっぱり結果で返すことが一番の恩返しになると思うので、もっともっとそれを意識して、一人ひとりがやっていきたい。もっと応援したいと思ってもらえる選手、チームじゃないといけないし、今は『申し訳ない』という一言しかないので、応援していてよかったと思ってもらえるように、頑張ります」

 2年目の逆襲を誓う浜松は、はたして今季初勝利を挙げることができるか。

(取材・文 河合拓)

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