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6戦7発の永里の活躍で鳥取が東京Vと分ける

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[7.7 J2第23節 鳥取1-1東京V とりスタ]

 J2は7日に第23節を行い、18位のガイナーレ鳥取は14位の東京ヴェルディと対戦した。試合は後半12分にFW常盤聡のゴールで東京Vが先制する。鳥取も後半21分にPKを獲得したが、FW永里源気がこれを外してしまう。それでも同23分には永里が名誉挽回のゴールを決めて同点に追い付く。このまま試合は1-1の引き分けに終わった。

 同点ゴールを決めた永里は、これで18節の横浜FC戦から6試合で7得点とゴールを量産している。しかし、永里は「僕の力で取っているわけではない。久保のポストプレーであったり、スミ(住田貴彦)のランニングであったり、前の3人が連動して良い感じでできているから点を取れている。僕が取れなくても、誰が取ってもチームのためになるので、これを続けていきたいです」と、チームメイトのおかげであることを強調した。

 試合は前半をスコアレスで折り返すと、後半に動く。後半12分、右サイドにボールを展開した東京Vは、DF森勇介からの折り返しを常盤がヘッドで突き刺し、先制点を挙げた。これで流れをつかみたい東京Vだったが、同20分にFW久保裕一をPA内で倒してしまい、鳥取にPKを与えてしまう。このキッカーを永里が務めたが、シュートはGK佐藤優也に止められた。

 だが、このPK失敗でも永里は気落ちしなかった。「外したから、絶対に決めないといけないと思っていました」と話す。その言葉通り、後半23分に久保からの縦パスを受けると、永里は左サイドをドリブルでボールを運ぶ。自ら中に切り込むと、DF2人に囲まれながらも右足を振り抜く。これが佐藤のニアサイドに決まり、鳥取が同点に追い付いた。その後は両チーム、追加点を挙げることができずに1-1で試合は終了している。

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