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主審に恨み節…ピクシー「新宿のタワーから見てもPKだった」

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[7.10 J1第15節 大宮2-1名古屋 NACK]

 とうてい納得することはできなかった。名古屋グランパスは1-2で迎えた後半23分、MF藤本淳吾のスルーパスに途中出場のFW矢野貴章が反応。PA内で前に抜け出そうとしたところでDF村上和弘に右腕を引っ張られるようにして転倒した。

 PKかと思われた場面で飯田淳平主審の笛は鳴らず、逆に判定に抗議した藤本に異議でイエローカードが出た。怒りがおさまらないのはベンチで見ていたストイコビッチ監督も同じだ。「同点にするチャンスはあったが、レフェリーがそうさせてくれなかった」。試合後の記者会見でそう切り出したピクシーは判定への不満を隠さなかった。

「矢野がボックス内に突っ込んだシーンを皆さんがどう見たかは分からないが、私にはハッキリとPKに見えた。新宿のタワーから見ても(PKであることは)クリアだったと思う」

 そう皮肉交じりにレフェリーを批判すると、「そこから私をクレイジーにさせてくれた。ミスがあることは理解できるが、今回は理解できなかった。ドラガン・ストイコビッチである私にあれを説明しろと言われても、説明できない。レフェリーを責めているわけではない。ただ、試合後、気分が悪いだけだ。もちろん、サッカー人生はこのとおり続いていく」と、最後まで不服そうだった。

(取材・文 西山紘平)

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