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J1通算100ゴールのFW大久保嘉人「引退まで取り続けたい」

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[7.13 J1第16節 川崎F4-0浦和 等々力]

 飽くなきゴールへの執念は、MF中村憲剛にも伝わった。前半を終えて3-0とリードした川崎フロンターレは、後半3分に中村がPA内で浦和のGK加藤順大に倒されて、PKを獲得した。その瞬間、中村は視線を感じたという。「ずっとこっちを見ていたからね。ファウルになったときから。もう『(PKは)やるよ』ってね」。訴えかけるような視線を向けていたのは、前節までに99ゴールを決めていたFW大久保嘉人だった。

 大久保はゆっくりとした助走から、確実にゴールネットを揺らした。史上11人目となるJ1通算100点目が決まった瞬間だ。「今日は多くのお客さんが来てくれていたのでね、その中で(通算100点目のゴールが)取れたのは嬉しかったです」と、大久保は顔をほころばせ、「ホッとしましたけど、まだまだ続きますから。次の目標に向けて取り続けたいです」と、気持ちを新たにした。

 プロに入るときに、自分が100点も取れるとはまったく思っていなかったという。これだけ多くの点を取り続けられている要因については「周りのおかげ」という言葉を繰り返した。

「昔から点を取りたいという気持ちは強かったですし、チームも自分にボールを預けてくれる。でも、自分だけじゃ取れない。神戸のときも、川崎Fでも、周りのおかげですよ。後ろから選手たちが攻めに来てくれるから、相手が捕まえられない。良い流れになっていると思います」

 セレッソ大阪時代の2001年4月14日に磐田戦でプロ初ゴールを挙げてから、神戸、川崎Fと3クラブを渡り歩き到達した記録だ。川崎FのサポーターはC大阪時代と神戸時代の大久保のサポーターソングも歌い、記念のゴールを祝福した。「みんなで祝ってくれた感じがして、本当に嬉しかったです」と、感謝する大久保は「引退まで点を取り続けたいです」と、今後も得点を取り続けていくと誓った。

(取材・文 河合拓)

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