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大宮が今季初の連敗で首位陥落…川崎Fはラストプレーで決勝PK

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[7.17 J1第17節 大宮2-3川崎F NACK]

 J1の前半戦最終節となる第17節が17日、各地で行われ、首位大宮アルディージャはNACK5スタジアム大宮で7位川崎フロンターレと対戦し、2-3で敗れた。前半8分にFW小林悠のゴールで川崎Fが先制。大宮も前半24分にFW鈴木規郎、後半7分にFW長谷川悠が決めて逆転したが、川崎Fは後半18分にFW大久保嘉人のゴールで追いつくと、後半ロスタイムにFWレナトのPKで再逆転した。大宮は今季初の連敗。首位の座を明け渡し、2位で前半戦を折り返すことになった。

 大宮はFWノヴァコヴィッチ、FWズラタン、DF下平匠の主力3選手が前節・横浜FM戦(1-2)に続いて欠場。横浜FM戦からは先発一人が変更となり、FW富山貴光に代わって鈴木が今季初先発となり、FW長谷川悠と2トップを組んだ。
 川崎Fは前節・浦和戦(4-0)で負傷交代したDF田中裕介が欠場。故障明けで浦和戦に途中出場した小林が4試合ぶりの先発復帰となった。システムは前節の3バックから4バックに戻し、最終ラインは右からDF實藤友紀、DF中澤聡太、DF伊藤宏樹、DF登里享平と並んだ。
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 試合前から激しい雨が降り続く中、行われた一戦は立ち上がりに動いた。川崎Fは前半8分、登里の縦パスを受けたMF中村憲剛が素早く前を向き、最終ラインの背後に絶妙なラストパス。これに反応した小林が胸トラップから右足を振り抜き、先制点を奪った。

 出はなをくじかれた大宮は前半16分、MFチョ・ヨンチョルが右足ミドルを狙う。なかなかゴール前まで切り込むことができずにいたが、同24分、鈴木の左足ミドルが炸裂。鈴木の3シーズンぶりとなるゴールで1-1の同点に追いついた。

 前半28分にもDF菊地光将がロングシュートを狙う大宮。その後は互いに中盤でのせめぎ合いが続き、こう着した展開となった。前半ロスタイムには川崎Fが決定機をつくり、MF山本真希がFWレナトとのワンツーから強烈な右足ミドル。GKが弾いたボールにFW大久保嘉人が詰めたが、右足のシュートは枠を捉え切れず、ゴール左に外れた。

 1-1で前半を折り返すと、川崎Fは後半開始から3バックにシステムを変更。しかし、勝ち越しに成功したのは大宮だった。後半7分、カウンターから前を向いてボールを持ったチョがスルーパス。PA内でボールを受けた鈴木はDF2人に挟まれ、つぶされたが、こぼれ球が長谷川の足元へ。長谷川は落ち着いて右足でゴールに流し込んだ。長谷川の2試合ぶり今季2得点目で2-1。スロベニア代表コンビが不在の中、代役2トップのそろい踏みで試合をひっくり返した。

 しかし、川崎Fもすぐさま追いつく。後半18分、敵陣深くでの相手スローインからセカンドボールを拾った中村がゴール前にスルーパス。FW大久保嘉人が振り向きざまに左足でニアサイドを破り、エースの2戦連発今季12得点目で2-2の同点に追いついた。両チームのFWが決定力を見せ、点の取り合いとなった一戦。大宮は後半28分、DF村上和弘に代えてDF渡部大輔、同31分には鈴木に代えて富山を投入した。

 4連戦の最終戦。過酷な日程の中でも両チームは最後まで攻め合った。大宮は後半38分、長谷川が個人技で實藤をかわし、左足ミドルを放つが、GK西部洋平がセーブ。同43分、右サイドから中に切れ込んだMF渡邉大剛の左足ミドルも西部に阻まれた。

 そのまま2-2で試合終了かと思われた後半ロスタイム、川崎Fが最後の波状攻撃を仕掛けると、ゴール前混戦からレナトがシュート。これがMF青木拓矢のハンドを誘い、土壇場でPKを獲得した。青木は一発退場。PKをレナトが落ち着いてゴール右に決め、3-2と再逆転した。PKが決まった直後にタイムアップのホイッスル。川崎Fが劇的勝利で2連勝を飾った。大宮は今季初の連敗。広島に勝ち点で並ばれると、得失点差で抜かれ、2位に陥落した。

(取材・文 西山紘平)

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