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代表選出のFW工藤が劇的同点弾!柏-清水はドロー

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[7.17 J1第17節 柏2-2清水 柏]

 東アジア杯(20~28日、韓国)の日本代表に選出されたFW工藤壮人が劇的な同点ゴール。柏レイソルがエースFWの起死回生の一撃によって追いつき、清水エスパルスと2-2で引き分けた。

 4分が表示された後半アディショナルタイムも2分が経過していた。1点を追う柏は右中間でこぼれ球を拾ったMF茨田陽生が浮き球をPAへ入れる。ゴールを背にしたままジャンプして胸でコントロールした工藤が、反転しながら右足シュートを放つとファインショットがゴール右隅へ突き刺さった。

 同点ゴールの直後にMF太田徹郎の右クロスからMF澤昌克が放った決定的な左足ダイレクトボレーがゴールを捉えず、勝ち越すことはできなかった。それでも代表発表後にクラブを通して「自分の持ち味であるゴールを目指す積極性に迫力、それとゴールという結果をアピールしたい」とコメントしていた工藤の今季10得点目によって柏は勝ち点1をもぎ取った。

 前半のシュート数は11-1。20分に工藤が放った右足ハーフボレーや、41分に工藤の右クロスからFW田中順也が放った決定的なヘディングシュートなどチャンスをつくった柏は、45分に日本代表へ初選出されたDF鈴木大輔のゴールでスコアを動かす。田中の右CKがファーサイドへ流れると、MF橋本和の折り返しを鈴木が左足ダイレクトでゴールヘねじ込んだ。
 
 一方の清水は前半、MF六平光成のドリブル突破からFWバレーが決定機を迎える場面があったものの、シュートはわずか1本だけ。それでも0-1の後半6分、カウンターからMF村松大輔が左サイドへ展開。DFとの1対1を切り返しで制したMF河井陽介のクロスをゴールエリアにまで詰めていた村松が体ごと押し込んで同点に追いついた。

 さらに11分には河井の左クロスから中央でマークを外したFW伊藤翔がヘディングシュート。GKの手を弾いてクロスバーを叩いたボールはゴールラインを越えて勝ち越しゴールとなった。そのまま逃げ切りたかった清水だったが、試合終了間際の失点によって連勝を逃した。

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