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ザック御前弾の横浜FM齋藤学「練習でアピールできたら」

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[7.17 J1第17節 浦和2-3横浜FM 埼玉]

 ザック・ジャパン合流前の強烈アピールだ。横浜F・マリノスは17日のJ1第17節で浦和レッズと対戦し、3-2の逆転勝利を収めた。前節の大宮戦でも決勝点を決めた齋藤学は、1点ビハインドの後半18分に、相手DFがクリアーしたボールを拾ったDF小林祐三からのクロスボールを受け、トラップでDFをかわすと、ボールをゴールネットに突き刺した。

 齋藤は「1点取ってからの2失点は反省しないといけない。あれで難しい試合になってしまいました」と試合を振り返り「その中で同点ゴールを決められたのは、すごく大きいと思います。自分の良いイメージで取れました」と、自身のゴールを回想する。DF栗原勇蔵も「(齋藤)学がイヤな雰囲気の中で良いゴールを入れてくれた。あれで落ち着いていけたし、その後も学の体の使い方とか、シュートとかが良かったし、それが今日は試合を決めたと思う」と、2試合連続ゴールのドリブラーを絶賛した。

 この日は日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督も視察に訪れていた。そのことについて「知らなかった」という齋藤は「明日からの練習でアピールできたらいいと思います。でも、点を取れたのは良かった。(栗原)勇蔵くんも一緒に決められたので」と、顔をほころばせた。

 18日からは東アジア杯に向けて、日本代表に合流する。「チームが2連勝で3位に浮上し、良い気分で合流できるのでは?」と聞かれると、齋藤は「代表に合流したら緊張すると思う」と苦笑した。

「連勝ができたことで、今日、明日は良い気分で過ごせると思いますよ。でも、明日、代表に合流したら緊張すると思うので、この勝ちはあまり関係ないですね」。

 あらためて日本代表で、どのようなプレーをアピールしたいかと問われた齋藤は、「ドリブルとか、チャンスをつくりたい。今日も少しはできていたと思うけど、決定的なところまではいかなかったので。もっと決定的なシーンをつくれるようにしたいと思います」と、初のフル代表合流に、気持ちを切り替えた。

(取材・文 河合拓)

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