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2試合で7失点の浦和DF槙野「非常にいただけない」

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[7.17 J1第17節 浦和2-3横浜FM 埼玉]

 踏ん張りがきかない。浦和レッズは17日の横浜FM戦に2-3で敗れて、順位を4位に落とした。前半10分に横浜FMのFWマルキーニョスに先制ゴールを許してしまう。その後、前半のうちに逆転したが、後半18分にMF斎藤学に同点ゴールを決められると、後半37分にはDF栗原勇蔵に決勝ゴールを決められた。

 試合終了と同時に、悔しさを全身に滲ませたDF槙野智章は、「連敗した以上に、内容、結果に対して、残念な気持ち」と、唇を噛んだ。前節で川崎Fに0-4と大敗したばかりであり、慎重に試合に入って行った。しかし、ビルドアップでのミスも多く、なかなかペースをつかめない。その間に、先に失点してしまった。

「慎重になり過ぎたというのもありますし、チームとして入りが悪くても、押し込まれた時間帯で我慢して守ろうとしていました。けど、 (ナビスコ杯の)C大阪戦、F東京戦、川崎F戦と、続けて我慢できずに失点してしまうことが、今のチームの悪い流れ。守備陣の我慢しきれなさでもある。この中断期間でもう一回、チームで整理できればと思います」

 この日はDF永田充、DF坪井慶介という、ここ最近は出場機会の少なかった選手たちと最終ラインを組んだ。「昨年一年この3人でやっていたので、連係面に問題はないと思いました。やりにくさはありませんでした」と話すが、彼らの試合勘不足は感じていたようだ。「もう少し自分たちのやりたいビルドアップや落ち着きが欲しかったのは、本音です」と明かしている。

 自身のゴールについて話を振られても、「あんまり満足していませんね。守備の人間として、2試合で7失点していますし、非常にいただけない。僕自身含めて、もう一度みんなで一つになってやらないといけない。このままズルズルいくのは、サポーターにも申し訳ない」と、今季2度目のリーグ戦を反省し続けた。

(取材・文 河合拓)

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