東アジア杯に出場する日本女子代表(なでしこジャパン)は19日、ソウルワールドカップで公式練習を行い、明日20日の中国戦に向けて最終調整した。練習前には佐々木則夫監督とキャプテンのMF宮間あやが公式会見に出席。宮間は「3連勝して3連覇を達成するために韓国にやってきた」と力強く優勝宣言した。

　大会3連覇を目指すなでしこジャパン。その初陣となる中国戦へ宮間は「相手がどういう国であるかはさておき、自分たちがどういうことができるかが大事。自分たちがやろうとしている試合運び、プレーを存分にチャレンジして、結果を残したい」と意気込んだ。

　6月の欧州遠征ではイングランドと1-1で引き分け、ドイツには2-4で敗れた。今度はアジアを相手に3試合を戦うが、佐々木監督は「韓国にしても北朝鮮にしても中国にしても、我々と力の差はないと思っている」と指摘。「アジアのライバル国に対し、どれだけ自分たちのサッカーが今の段階で通用し、勝ち切れるかにチャレンジしたい。我々は東アジア杯のチャンピオンだが、3連覇にチャレンジする気持ちで臨みたい」と、挑戦者としての立場を強調した。

　中国戦から中4日で北朝鮮戦、その後は中1日で韓国戦を迎える変則的な日程。中国戦に向けて「中4日と中1日で3試合ある。相対的に考えて明日のメンバーを決めたい」と語った指揮官は「23人連れてきているので、全員をピッチに立たせてあげたい気持ちはある」と、3試合を通してチーム全体の底上げも図りたい考えを示した。

(取材・文　西山紘平)

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