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1トップとトップ下で代表初練習、柿谷「前で勝負したい」

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 東アジア杯に出場する日本代表が19日、韓国で初練習を行った。10人がA代表初選出となる中、練習前にはミーティングを行い、過去の試合での日本の映像を見ながらチームコンセプトを確認。「いいプレーの具体的なシーンを見た」(DF槙野智章)と、攻守にわたってチームの戦術を新戦力に植え付けた。

 練習では攻撃時のビルドアップ、守備でのプレッシャーのかけ方などをアルベルト・ザッケローニ監督が細かく指示。フィールド選手20人が2チームに分かれ、それぞれ4-2-3-1のシステムで確認した。

 注目のFW柿谷曜一朗(C大阪)は1トップとトップ下で練習を行い、“一人2役”をこなした。「何も分からない状態からのスタート。何も聞き逃してはいけないと思ってやっていた」。練習中から集中力を研ぎ澄まし、指揮官の言葉一つひとつに真剣な表情で耳を傾けた。

 ザッケローニ監督のコンセプトや決まり事、戦術については「細かい? 普通じゃないですかね。試合はもう明後日ですから。当然だと思う。試合を通じて、一つでも多く理解していければ」と貪欲に語った。

 ポジションについては「トップ下のときはFWのサポートもする。一番前のときはボールを受けることが多いので、動き出しを常にすること」と、イメージを膨らませる。最近はC大阪でも1トップでプレーしており、「今ずっとやっているのは前なので、前で勝負したい。いいパサーというか、すごい選手が後ろにそろっているので、良い動きをしさえすれば(パスを)出してくれると思う」と意気込んでいた。

▼攻撃練習での布陣
[1本目]
    豊田

原口  高萩  工藤

  青山  山口

槙野      駒野
  森重  栗原

[2本目]
    柿谷

山田  大迫  齋藤

  扇原  高橋

徳永      森脇
  千葉  鈴木

※柿谷と大迫、山田と齋藤は途中からポジションを入れ替えた

▼守備練習での布陣
[1本目]
    柿谷

原口  高萩  工藤

  青山  山口

槙野      駒野
  森重  栗原

[2本目]
    豊田

山田  大迫  齋藤

  扇原  高橋

徳永      森脇
  千葉  鈴木

(取材・文 西山紘平)

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