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7/19A代表練習後の選手コメント

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 東アジア杯に出場する日本代表が19日、韓国で初練習を行った。

以下、練習後の選手コメント

●FW柿谷曜一朗(C大阪)
「何も分からない状態からのスタート。何も聞き逃してはいけないと思ってやっていた。試合を通じて、一つでも多く理解していければ」
―監督のコンセプトは細かい?
「普通じゃないですかね。試合はもう明後日ですから。当然だと思う」
―練習前にミーティングもあったそうだが?
「チームのコンセプトを叩き込まれた。チームのやり方、攻撃のとき、守備のとき、それぞれ説明があった。練習でそれを動きながら確認した」
―1トップとトップ下に入ったが?
「トップ下のときはFWのサポートもする。一番前のときはボールを受けることが多いので、動き出しを常にすること」
―チームでは1トップでプレーしている。
「今ずっとやっているのは前なので、前で勝負したい。いいパサーというか、すごい選手が後ろにそろっているので、良い動きをしさえすれば(パスを)出してくれると思う」
―クラブごとのユニットではなく、バラバラに使うと監督が言っているが?
「その方が絶対にいいと思う。いろいろな選手の特徴を出しながらやっていければ」

●FW豊田陽平(鳥栖)
―A代表で初練習だったが?
「初めて入るので緊張感がありつつ、やったことのないメンバーだけじゃないのでリラックスできる部分もあった」
―戦術などで混乱することは?
「混乱することはなかった。(練習前の)ミーティングでひと通りコンセプトの簡単な説明はあったので」
―鳥栖もシステムは同じだが、代表での役割は?
「ある程度、決まり事もあるし、鳥栖と比較するのもおかしいかもしれないけど、ロングボールは少なくなると思う。自分の得意な方へうまく持っていかないと、ただやるだけになる。考えながら自分を出せたら」

●FW大迫勇也(鹿島)
―トップ下に入っていたが、監督から説明は?
「何も。大げさに言えば、2トップみたいな感じでやっていたから気にしないけど……。もちろん前でやりたいけど、そこは我慢しながらやるしかない」
―今回、呼ばれて、W杯への気持ちも変わる?
「試合でどれだけできるか、どれだけ結果を残せるか。そこが一番大事」

●MF青山敏弘(広島)
―代表候補合宿以来だが?
「去年の合宿に呼ばれているし、コンセプトは変わっていない。違和感なく入れた」
―新しい選手が多いが?
「Jでみんな能力を出しているし、イメージはできている。集まって急にやれと言われてもある程度できると思う。コンセプトを守ったうえで自分たちの特徴を出していければ」
―広島勢が4人いるが?
「代表に来たらチームは関係ない。個人でどれだけアピールできるか、チームとして一丸となって勝負できるかが大事」

●DF槙野智章(浦和)
―練習前にミーティングがあったそうだが?
「大まかにチームのコンセプトを説明しながら、いいプレーの具体的なシーンを見た」
―ポジションは左SBになりそうだが?
「そこは割り切って、自分のやることをやらないと。自分の良さを出すには、周りの良さも出していかないといけない」
―新戦力が多いが?
「一緒にやったことのある選手も多いし、まったく心配ない。若さもあり、思い切りもあり、みんなやってやるぞという気持ちでいる。楽しみです」
―個人的なアピールも大事?
「単純に国内組にチャンスが与えられたとは思ってない。内容、結果を出すために、チームが光る中で自分も輝けるようにしたい」

●DF駒野友一(磐田)
「今日は戦術でした。特に話はなかったです。今までと違う雰囲気の中で、選手もガラッと変わっているし、昨日集まっての今日で、皆、戦術を習得しようとしていますが、あまり考えすぎずにやる方が一番いいと思います。決まり事はありますが、自分の判断でやればいいかなと思います」
―あらためてコンフェデを見て感じたことは?
「ブラジル戦以外はしっかりと自分たちでプレッシャーを掛けて、いい形でボールを取れていたと思うし、相手を崩せていたと思います。ゴールも取れていますし、自分たちで主導権を握りながらやればいいサッカーができる、。でも、やはり隙を見せてしまえば、そこで相手に得点を取られてしまう。そこが強豪だと思います。
自分も含めて、ただこの大会に参加するわけではない。今のメンバーにプレッシャーをかけていかないといけないと思います。そういう意味では、チームとしては優勝を目指してやっていきたいですし、個人として1人1人は結果を求めてやっていくと思うので、それがうまくマッチできればいいと思います」
―新しいメンバーが多く入って、どんなムードだった?
「今日は戦術練習でしたが、Jリーグでやっているのと違う戦術なので、皆、聞きながらやっていますし、試合をせずにやっているので難しいと思いますが、一番は今持っている自分の力を出すことだと思います」
―新顔は、駒野選手が3年前に初めてザック戦術を練習したときのような感じだった?
「そうですね。今日は新しいメンバーがたくさんいますけど、ぎこちなさはありましたね。でも大まかな戦術は今日で分かったと思うので、それを明日明後日でチームとして深めていくことが大事だと思います」
―前田選手から何か言われてきた?
「頑張ってということですね」
―新旧広島勢がすごく多いが?

「そうですね。10人近くいますね。9人ですか? (チーム内でも)広島が多いという話になっていますよ。一緒にやっていたメンバーもたくさんいるので、そういう意味ではお互いのプレーも分かっているので、そういうところではすぐになじむと思います。広島パワー? そうですね。出せればいいですね。やりやすいと思います」

●FW原口元気(浦和)
「チームの決まり事をまず皆でやろうということで、僕もしっかり復習できたので良かったと思います」
―左サイドでアピール?
「アピールするような練習ではなかったですが…、でも久々にウイングというか、ワイドのポジションだったので、原点に帰ったというか、ドリブルのときの視野の確保の仕方もトップ下よりも楽なので、どんどんチャレンジできればいいと思います」
―主力選手はスタートポジションがサイドに張っているのがやりにくいようだが、原口選手はやりやすいのでは?
「僕としてはワイドで待っているというのは一つの選択肢です。僕の中では非常にやりやすいと感じるし、特長が出やすいと思います。(代表の)試合を見ると、(香川)真司君は中が好きだから、中、中になるけど、でもそれで良さが出ているのでいいと思うんですが、僕はワイドからも行こうかなと思っています」
―ザックジャパンの主力に乗り込んでいくためのチャンス?
「今回は本当にラストチャンスだと思ってやっていますし、ここでインパクトを与えないとこの先もきついと思っています。何とかいいプレーを、個人ではなくチームとしていいプレーをして、できれば優勝という結果をチームとして出せれば一番のアピールになると思います」
―とてつもないライバルがいるポジションだが?
「ライバルとか、まだそういうレベルじゃないんですが、少しでも突き上げていかないと日本全体の力が上がらないと思うので、僕たちみたいに最後にチャンスをもらった選手達が刺激を与えて少しでも食い込んで行ければいいと思います」
―長谷部や細貝から何か言われた?
「「調子良いみたいだな」と言われました。ああやって先輩方が活躍しているのを見ていると、自分も、と思ってくるし、近くにいた存在が飛躍しているといい目標になっていますし、追いついていきたいという気持ちもある」
―槙野と左サイドで一緒に出たらいいコンビネーションになるのでは?
「そうですね。ずっとやっているのでお互いに良さが分かっている。良さを出し合えてカバーし合えればいいと思います」

(取材・文 西山紘平、矢内由美子)

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