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3位・長崎4連勝ならず、リード守れず富山とドロー

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[7.20 J2第25節 富山1-1長崎 富山]

 3位のV・ファーレン長崎はアウェーで19位・カターレ富山と1-1で引き分け。連勝はストップしたものの、2位・神戸との勝ち点差を4とした。

 J2初参戦ながら3位につけている長崎は、後半戦に入って3連勝中。3月20日の第4節で1-0で勝ち、J初勝利を挙げた相手・富山との再戦では先制したものの、逃げ切ることができずに勝ち点1を加えるに留まった。

 FW幸野志有人の抜け出しやDF下田光平のヘディングシュートなどで富山ゴールヘ迫る長崎。先制点を決めたのは3試合ぶりに先発起用されたMF小笠原侑生だった。前半38分、DF山口貴弘のインターセプトから右サイドのスペースを突いたMF佐藤洸一がラストパス。中央のDFの前方へ潜り込んだ小笠原が右足ダイレクトでゴールヘ流し込む。小笠原にとって3月31日の鳥取戦以来となるゴールがチームにリードをもたらした。

 一方、前半40分過ぎまでシュートを放つことができていなかった富山は43分、中央へ持ち込んだMF國吉貴博が思い切った左足ミドル。こぼれ球をMF朝日大輔が中央へ入れたが、これは長崎DFがクリアする。また直後の右CKをDF池端陽介が右足ダイレクトで合わせたものの、枠を捉えることができない。7試合連続未勝利中の富山はDF舩津徹也の攻撃参加などで反撃したものの、1点が遠い。

 それでも後半40分、起死回生の一撃で富山が同点に追いつく。大西がPA内左寄りの位置へ入れたボールを交代出場のFW黒部光昭が頭で落とすと、左中間でコントロールしたMFソ・ヨンドクが振り向き様に右足を振りぬく。これがゴール右隅へ吸い込まれて鮮やかな同点ゴールとなった。

 試合終盤の同点弾によって勢いづいた富山は45分にも左サイドからPAへボールを入れると、こぼれ球に反応したFW西川優大が右足を振りぬく。だが、枠を捉えず。長崎も直後にMF金久保彩のドリブル突破からビッグチャンスを迎えたが、富山の好守の前に押しこむことができず、勝ち点3をもぎ取ることはできなかった。

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