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なでしこは北朝鮮とスコアレスドローも…得失点差で首位キープ

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[7.25 東アジア杯 日本女子0-0北朝鮮女子 華城]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は25日、韓国の華城(ファソン)で北朝鮮女子代表と対戦し、0-0で引き分けた。1勝1分の勝ち点4で北朝鮮と並び、得失点差で首位をキープ。大会3連覇を懸け、27日の最終戦で韓国女子代表と対戦する。

 日本は20日の中国戦(2-0)から先発3人を変更。GK福元美穂、DF有吉佐織、MF安藤梢がベンチスタートとなり、GK海堀あゆみ、MF山崎円美、FW高瀬愛実が今大会初先発となった。2トップはFW大儀見優季とFW大野忍。高瀬が左サイド、MF川澄奈穂美が右サイドに入り、山崎は右SBで先発した。

 日本はパスミスが目立ち、なかなかシュートまで持ち込めない。前半17分、高瀬の縦パスを受けた大儀見が横に落としてMF阪口夢穂がシュートを打ったが、至近距離でDFが体を張ってブロック。その後もボールは支配しながらフィニッシュへとつなげられず、逆にカウンターからピンチを招くシーンもあった。前半40分のMF宮間あやのミドルシュートもGKがキャッチ。前半ロスタイムにはMFリ・エギョンのシュートがクロスバーを直撃するなど、リズムに乗れないままスコアレスで前半を折り返した。

 後半立ち上がりの3分には川澄からの鋭いスルーパスに大儀見が走り込み、倒れ込みながら右足で合わせたが、GKの好セーブに阻まれる。ようやく決定機をつくり、後半9分には縦パスを受けた高瀬の左クロスに阪口がヘディングで合わせ、ゴールネットを揺らすも高瀬の位置がオフサイドだった。押し込みながらゴールの遠い日本。後半29分、宮間の浮き球のパスからこぼれ球を大儀見が左足で狙うも、シュートはGKの体を張ったセーブに防がれた。

 後半15分にMF中島依美、同30分にはFW岩渕真奈を投入し、勝ち越しゴールを目指すなでしこ。後半39分には宮間のスルーパスをから岩渕が鮮やかなターンでDFをかわし、ゴール前に抜け出す。しかし、左足のシュートは相手GKが左足1本でセーブ。決定機を生かせず、試合はスコアレスドローに終わった。2試合を終えて日本と北朝鮮が1勝1分の勝ち点4。中国が1勝1敗の勝ち点3で3位に付け、2連敗の韓国が最下位となっている。

(取材・文 西山紘平)

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