beacon

[クラブユース選手権U-18]米澤ハット!神戸U-18が4発発進

このエントリーをはてなブックマークに追加

[7.25 日本クラブユース選手権1次R第1節 神戸U-18 4-0熊本ユース 下増田]

 夏のクラブユースチーム日本一を決めるadidas CUP 2013第37回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会が25日に群馬県で開幕し、ヴィッセル神戸U-18(関西1/兵庫)は4-0でロアッソ熊本ユース(九州2/熊本)を下して好スタートを切った。

 神戸U-18は前半5分ほどで主導権を握ったが、序盤は攻撃が単調だった。時折、サイドからFW吉村祐輝や松井慎太朗がドリブル突破を仕掛けたが、中央でラストパスが合わなかったり、シュートがゴールの枠を外れたりと得点を奪えなかった。一方の熊本もボールを奪うと左右に横パスをつなぎながら、縦へのロングパスにFW嶋田慎太郎、舛田俊樹が抜け出す形で逆襲を試みたが、決定機には至らなかった。

 試合は、後半に動いた。4分、神戸U-18は相手のパスをインターセプトした山添健太の縦パスにMF表原玄太が抜け出し、相手GKとの1対1を決めて先制ゴールをマーク。20分にはショートコーナーから表原がドリブル突破で獲得したPKをFW米澤令衣が決めてリードを広げた。さらに26分と27分にも米澤が追加点を奪い、一気に点差を広げた。

 神戸U-18を率いる野田知監督は「一番の目標は勝ち点3だったし、4点取れたのも大きかった。前半は中盤のシャドーの選手が下がり過ぎていたのでハーフタイムに修正した。後半は少し前で運べるようになってチャンスを多く作れた」と初戦の出来に及第点を与えつつ「選手には『1次ラウンド突破が目標じゃないよ』と言っている。1、2年生が多いし、経験を積むという意味でもなるべく多く試合をして帰りたい」とさらなる前進に意欲を見せた。

 神戸U-18は熊本ユースのほか、清水エスパルスユース(東海2/静岡)、大宮アルディージャユース(関東5/埼玉)と同じDグループ。26日に清水ユース、28日に大宮ユースと対戦し、決勝トーナメントの出場権が与えられるグループ上位2位を目指す。エース米澤のハットトリックで初戦を制した関西王者は、果たしてどこまで勝ち進むのか。

(取材・文 平野貴也)
▼関連リンク
【特設ページ】第37回日本クラブユースサッカー選手権(U-18)大会

TOP