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[MOM804]福岡U-18DF光永祐也(3年)_強烈インパクト残した攻撃力

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[7.28 日本クラブユース選手権1次R第3節 福岡U-18 1-0柏U-18 前橋総合]

 左サイドのレバーを前に倒せば、アビスパ福岡U-18の攻撃が始まる。超攻撃的SBの一刺しが、チームを決勝トーナメントへ導いた。連覇を狙う柏U-18から先制点を挙げたのは、13分だった。前半同様に得意のオーバーラップを仕掛けた左DF光永祐也(3年)がカットイン。小気味良いタッチで黄色の守備網を切り裂くと、利き足の左で鋭いシュートを突き刺した。光永は「ファーストタッチで1人抜けたので、最初は右足でシュートを打とうと思った。でも相手がシュートブロックをしようとジャンプしていたので、切り返せばいけると思った。利き足の左で打って、ゴールに入るのが見えた」と会心の一撃を振り返った。

 光永は今季、U-18日本代表候補の合宿にも選出されたが、そこでは持ち味を発揮できなかった。「メンタルが弱いので、緊張した。ボールを蹴る、止めるといった基本的な技術面でも足りないと思った。守備は課題だし、クロスの精度もまだ低い」と渋い表情で話した。しかし、その攻撃力は自己評価を上回っていると言って良い。高い位置まで駆け上がってからの仕掛けは、他チームのウイングやサイドハーフよりも破壊力がある。参考にしているのは、ベイルやコエントラン。「縦に行くスピードや相手をかわす技術が好き」と、世界を舞台に戦う彼らの姿を見てイメージを膨らませている。

 目標のトップチーム昇格に向け、守備面などの課題があることは確かだ。自認している「調子に波がある」という点も改善の余地はあるだろう。しかし、光永の攻撃力は、試合を見た者に強烈なインパクトを与え「もう一度見たい」という気にさせる魅力がある。「周囲の選手の関わり方が良くて。自分のスピードを生かしてくれている」というチームの中で放つ輝きは眩い。Cグループ2位に浮上して決勝トーナメント進出が決まった今、そのオーバーラップと同様に「行けるとこまで行く」気持ちに迷いはない。

(取材・文 平野貴也)
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