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玉田が4戦連発!名古屋4連勝!!磐田は新装ヤマハ記念試合飾れず

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[8.3 J1第19節 磐田2-3名古屋 ヤマハ]

 名古屋グランパスが敵地でジュビロ磐田に競り勝ち、今季初の4連勝を飾った。勝ち点を27に積み上げた名古屋。一時は残留争いに巻き込まれる危険性もあったが、地力を発揮しだした。

 ヤマハスタジアムが改修を終え、リニューアル記念試合と銘打って行われた一戦。試合前には磐田黄金期を支えたOBたちが集結しイベントも行った。是が非でも勝利で飾りたい磐田。3連勝中と好調の名古屋と対戦した。

 いい形でゲームに入ったのは名古屋だった。流れのまま8分、右サイドから上がったDF田中隼磨のクロスに、FWケネディがDF2人を引き付け競り勝つ。これを裏からスルスルと走り込んだMF小川佳純が頭で押し込み、1点を先行した。

 しかし先制したことにより名古屋のペースが落ちると、徐々に磐田も反撃。すると30分、ショートカウンターからMF松浦拓弥がドリブルで持ち上がると、167cmのドリブラーはMFダニルソン、DF田中マルクス闘莉王といったフィジカルモンスターたちのタックルを物ともせず エリア内を突破。マイナスに切り返したボールを日本代表MF山田大記が押し込み、スコアをタイに戻した。

 前半は結局得点シーンのシュート1本に終わってしまった名古屋。ハーフタイムをはさむと、攻撃陣が勢いを取り戻した。5分の小川のミドルはクロスバーを叩いたが、16分、エリア内の混戦でケネディがDF伊野波雅彦に倒されPKを獲得。これをケネディが沈め、再びリードを奪った。ケネディは2試合連続ゴールとなった。

 次の得点も名古屋だった。後半36分、ケネディのスルーパスに反応した玉田が抜け出しGKと1対1に。前に出たGK川口能活をチップキックシュートでかわしてリードを広げた。だが直後の同37分、磐田は山田のスルーパスに斜めに走り込んだ途中出場のFW金園英学が右足でゴールに押し込み、再び1点差に迫る。

 だが磐田の反撃もここまで。1点差を逃げ切った名古屋は連勝を4に伸ばした。対する磐田はヤマハスタジアムのリニューアル記念試合を勝利で飾ることは出来ず。関塚隆監督就任後初の連敗を喫してしまった。

 名古屋はこの日得点した小川、ケネディ、玉田が競り合うように7ゴールとチーム得点王を争っている。玉田は4連勝中すべての試合で得点し、この日も決勝点となるゴールを奪った。好調の要因について玉田は、「年齢は高いが、相手よりハードワーク出来ている」と分析。「修正する点はまだまだある。次の試合まで1週間あるので、出来るだけ修正して臨みたい」と貪欲だった。

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