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追撃弾の起点となった清武、終盤の決定機逃し開幕戦はドロー

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[8.10 ブンデスリーガ第1節 ホッフェンハイム2-2ニュルンベルク]

 ブンデスリーガは10日、第1節2日目を行い、日本代表MF清武弘嗣の所属するニュルンベルクは敵地でホッフェンハイムと対戦し、2-2で引き分けた。清武は右MFで公式戦2試合連続の先発フル出場。MF金崎夢生はベンチ外だった。

 立ち上がりからホームのホッフェンハイムの勢いに押されたニュルンベルクは清武にいい形でボールが入らず、攻撃の糸口をつかめない。前半32分には右サイドでパスを受けた清武が中に切れ込み、左足ミドルを狙ったが、シュートは枠を大きく外れた。

 ホッフェンハイムは前半34分、右CKにDFアブラハムが頭で合わせ、先制点。その後もニュルンベルクの守備を崩して再三、チャンスをつくったが、GKの好セーブもあり、2点目を奪えない。前半ロスタイムには浮き球のパスに反応したMFホラントが左足でループシュート。GKの頭上を越えたボールはゴールラインを越えたところでワンバウンドし、バックスピンがかかって手前に戻ってきた。明らかなゴールインだったが、主審はノーゴールの判定で、ニュルンベルクとしては運が味方した。

 それでも後半6分、ホッフェンハイムはホラントのスルーパスから右サイドを抜け出したMFポランスキがゴール前に折り返し、FWモデストが右足ボレーで追加点。2-0とリードを広げたが、ここからニュルンベルクが猛反撃に出た。

 徐々に清武がボールに触る回数も増えると、後半9分には清武が右サイドに展開し、MFマルクス・フォイルナーがゴール前にクロス。MFマイク・フランツがヘディングで叩き込み、1点を返した。さらに3分後の後半12分にはFWヨシップ・ドルミッチのスルーパスからFWダニエル・ギンツェックが右足で同点ゴール。今季から加入したギンツェックは4日のDFBポカール1回戦に続く公式戦2試合連続ゴールとなった。

 試合は振り出しに戻り、その後も両チームに決定機があった。ホッフェンハイムは後半30分、ホラントの右足ミドルがポストを直撃。ニュルンベルクも後半ロスタイムに右サイドからフランツがマイナスに折り返し、清武がPA手前から右足ボレーで狙ったが、軸足が滑り、シュートはわずかにゴール左へ。チャンスに決め切れず、開幕戦は2-2の引き分けに終わった。


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