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東アジア杯組との融合、遠藤「楽しみ」

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[8.11 J2第28節 G大阪1-0福岡 万博]

 ガンバ大阪はホームでアビスパ福岡に1-0で勝利した。6月29日の徳島戦(2-0)以来、7試合ぶりの完封勝利。今季ホーム無敗も継続し、勝ち点は60に到達した。2位神戸が最下位岐阜に敗れたことで、差は4に広がった。「サッカーは算数ではない」と話したMF遠藤保仁だが、「勝ち点は獲れるだけ獲りたいと思います。さらにハイペースで積み上げていければ、最後は楽して終われると思う」と更なるペースアップを誓った。

 個人的には“苦戦”を強いられた。左MFで先発した遠藤は城後寿の密着マークに遭った。右MFの大森晃太郎と再三ポジションチェンジを繰り返し対応したが、城後のマークは外れず。城後も「嫌がっているな」と感じながら、ひたすら“スッポンマーク”を続けた。

「ポジションチェンジしながらプレーしたが、それでも付いてきた。あまり気にせずやってました」と語った遠藤。「僕も何もしていないですが、城後君も何もしていない」と苦笑いを浮かべていた。

 きょう12日からはチームを離れ、日本代表が合宿を行う仙台に移動する。3連敗に終わったコンフェデレーションズ杯以来の代表復帰。東アジア杯で結果を残した若手との融合にも注目が集まる。「新しい選手も入って楽しみな部分もある。ほとんど初めてに近いので、テレビで見ている分にしかイメージはないですが、それでも能力の高い選手ほど戦術理解も早いので、試合をやりながらお互いのいいところをどんどん出していければいいのかなと思います」。

 14日の親善試合の相手は南米の強豪ウルグアイ。残念ながらFWエディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)の来日は見送られたが、それでも見劣りしない陣容を揃えている。「攻撃陣だけでなく後ろの選手も能力が高い」と遠藤もすべてを警戒。「南米王者にもなったチームですし、攻守両面でハードワークしてくると思うが、自分たちのサッカーが出来れば十分チャンスも生まれると思う。ホームなのでしっかり結果を出したい」と力を込めていた。 

(取材・文 児玉幸洋)


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