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豊田1G1Aで鳥栖が逆転勝ち、監督交代の大宮は泥沼6連敗…

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[8.17 J1第21節 鳥栖2-1大宮 ベアスタ]

 サガン鳥栖はホームで大宮アルディージャに2-1で逆転勝ちし、連敗を2でストップした。日本代表FW豊田陽平が1得点1アシストの活躍を見せ、チームに3試合ぶりの白星をもたらした。大宮は監督交代のショック療法も報われず、泥沼の6連敗となった。

 前節・C大阪戦(0-3)で5連敗を喫し、ベルデニック前監督を解任した大宮は岡本武行GMが監督代行を務めた。FWノヴァコヴィッチとFWズラタンが5月25日の甲府戦(3-0)以来、8試合ぶりにそろって先発し、必勝態勢で臨んだ。前半26分には相手陣内で横パスをインターセプトしたMF渡邉大剛のスルーパスにMFチョ・ヨンチョルが反応。PA内に抜け出し、右足でゴール左隅に流し込んだ。大宮にとって3試合ぶりの得点が、実に7試合ぶりの先制点となった。

 鳥栖は前半35分、MF藤田直之の左クロスにFW豊田陽平が下がりながらヘディングで合わせたが、惜しくも左ポストを直撃。前半は1点ビハインドで折り返したが、後半、怒涛の反撃を見せた。まずは後半13分、左後方からの藤田のFKをファーサイドの豊田が頭で落とす。これをFW池田圭が右足で押し込み、1-1の同点に追いついた。

 2万2530人の観衆を集めたスタジアムのボルテージは一気に高まり、鳥栖の選手たちを後押しする。後半29分、左サイドからDF金民友がスローインを縦に入れると、クリアしようとした大宮DF菊地光将がまさかの空振り。ボールを拾った豊田はドリブルでPA内に切れ込み、左サイド角度のない位置から右足でゴール右隅に流し込んだ。

 豊田の3試合ぶり今季14得点目で2-1と逆転に成功した鳥栖。2万人を超える観衆の前でホーム3連勝を飾り、豊田は「大観衆の中で絶対に勝ちたかったのでよかった。代表だから、クラブだからというのは関係なく、自分らしいところを出してチームのためになることが大切だと思っていた」と喜んでいた。


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