トリゴリアを貸したことが騒ぎに

　イタリアメディアによると、18日にラツィオとのイタリア・スーパーカップを控えるユベントスが、17日にローマの練習場トリゴリアでトレーニングしたようだ。ローマのサポーターは怒りをあらわにしているという。

　ユベントスは16日にローマ入りし、スーパーカップに備えようとしたが、ピッチコンディションやメディアの目を避けるトレーニング施設を探していたという。そこで、この日、テルナーナとの親善試合を予定していたローマが、ユベントスに練習ピッチを貸したそうだ。

　だが、ローマのサポーターはこれに納得がいかないようで、イタリア『コッリエレ・デッロ・スポルト』によると、SNS上で次のように批判している。

「フランコ・センシ会長が亡くなってから5年、今のフロントはユベントスを我らがホームで練習させている。終わりのない、最悪の事態だ。恥を知れ!」

「フロントの総退陣を求める。(昨季の)コッパ・イタリア決勝のダービーで敗れてから、それ以上にひどいことはないと思っていたからだ」

　また、ラツィオのサポーターもローマの行動を批判しており、皮肉を交えて抗議している。

「(ローマのジェームズ・)パッロッタ会長が約束していたな。勝者のチームをトリゴリアに連れてくる、と」

「スクデットを胸につけたチームをトリゴリアで見るのは約15年ぶりだ」

「(ローマはユベントスの)衛星クラブだ。ユーベには常に選手を売っていたし、今回は一線を越えた。自分たちの家まで譲ったからだ。ヤツらは落ちるところまで落ちた」