beacon

今季初先発の森岡が1G1A、2位神戸がホーム6連勝で連敗ストップ

このエントリーをはてなブックマークに追加
[8.21 J2第30節 神戸2-1東京V ノエスタ]

 2位ヴィッセル神戸はホームで東京ヴェルディに2-1で競り勝ち、3試合ぶりの白星を挙げた。前節・山形戦(2-3)で今季初の連敗を喫し、首位・G大阪に勝ち点7差を付けられた神戸だったが、ホーム6連勝を飾り、連敗をストップ。一方の東京Vは今季2度目の2連敗となった。

 神戸は前半13分、MF小川慶治朗がドリブルで右サイドを突破し、ゴール前にクロス。セカンドボールをDF奥井諒がPA手前から左足ミドルで狙ったが、シュートはゴール上へ。アウェー連戦で2連敗を喫し、3試合ぶりに戻ってきたホームゲームで立ち上がりから果敢に仕掛けた。

 すると前半16分、MFマジーニョの左CKからこぼれ球を拾ったMF森岡亮太がPA内でDF福井諒司に倒され、PKを獲得。森岡が自らキッカーを務め、冷静にゴール右へ決めたが、蹴る前に神戸の選手がPA内に入ったとしてやり直しに。それでも、2度目のキックも成功させ、先制に成功した。前節の山形戦に途中出場し、長期離脱から復帰した森岡。今季から10番を背負うMFが今季初先発で今季初ゴールをマークした。

 東京Vも前半39分、DF井林章のアーリークロスにFW高原直泰がDF岩波拓也と競り合いながらヘディングシュート。体勢を崩しながらも頭でそらすと、GKが弾いたボールをMF小池純輝が左足で押し込んだ。前半ロスタイムにはMF鈴木惇の強烈な直接FKが左ポストを直撃。逆転とはならなかったが、1-1の同点に追い付いて前半を折り返した。

 勝敗を分けたのは後半立ち上がりのワンプレーだった。神戸は後半2分、相手陣内でMF田中英雄が井林からボールをカット。右サイドにスルーパスを通し、森岡のグラウンダーのクロスをマジーニョが流し込んだ。2-1と再びリードを奪い、そのまま逃げ切った神戸。1ゴール1アシストの森岡は「チームの流れが悪い中で、勝ち点3という結果にこだわってやろうと思った」と、今季初先発で連敗ストップに貢献し、「チームもこれで勢いに乗ればいいと思うし、一つずつ積み上げて最後はJ1昇格を果たしたい」と誓っていた。


▼関連リンク
J2第30節LIVE速報

TOP