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宇佐美、ロチャがアベック2ゴール!! G大阪が大量7得点で鳥取を粉砕

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[8.21 J2第30節 鳥取1-7G大阪 とりスタ]

 3試合ぶりの失点にも、まるで動じなかった。前半10分、ガイナーレ鳥取のFW永里源気に先制点を許したガンバ大阪だったが、前半のうちにFW宇佐美貴史が2ゴール、FWロチャも追加点を挙げて、鳥取を突き放す。後半7分にもロチャがゴールを決めると、その後も3得点を上乗せし7-1で勝利。第11節で1-1と引き分けていた相手を圧倒し、アウェーから勝ち点3を持ち帰った。

 立ち上がり、7試合未勝利(5分2敗)の鳥取が、6試合無敗(4勝2分)で首位のG大阪を押し込んだ。前半8分、ゴール前に入れられた浮き球に反応したFW久保裕一が、反転シュートを放ったがボールはクロスバーを越えていく。さらに10分にはMFドゥドゥのシュートがPA内にこぼれたところに永里が反応。素早く対応しようとしたDFがシュートコースを消す前に、右足でシュートを決めた。

 ボールを保持しながら、鳥取の選手たちを消耗させたG大阪は、前半29分に牙をむく。宇佐美がMF岡崎建哉にボールを当てて、リターンパスを受ける。これをPA外から左足でゴール左隅に流し込み、同点に追い付く。さらに同32分にもMF遠藤保仁がチョンと浮かせて前に送ったパスを受けた岡崎が、ダイレクトで浮き球をPA内に走り込んだ宇佐美に送る。切り返しでDFを振り切った宇佐美は、右足でゴールに流し込み、一気に逆転する。さらに前半40分、右サイドでFKを得ると、遠藤がゴール前に入れたボールをロチャがヘッドで決めて、5試合連続ゴール。一気に鳥取を突き放した。

 後半に入っても、G大阪はJ2最強の攻撃力を見せつける。後半7分、左サイドを攻め上がったDF藤春廣輝の折り返しを受けたロチャが、背後にいるDFをモノともせずに左足でボレーを決める。さらに同14分には宇佐美とロチャが右サイドでパス交換をする間に、PA内に走り込んだMF内田達也が宇佐美からのパスを受け、J初ゴールを記録。その7分後には、ショートCKからDF西野貴治の2試合連続となるゴールが飛び出し、この試合6点目を記録した。

 MF大森晃太郎、ロチャに代え、MF明神智和、DFオ・ジェソクを起用し、遠藤を2列目に出すなど、G大阪は並びに変化を付けていく。後半18分には最終ラインの裏を取った遠藤に、岡崎からスルーパスが通る。GK小針清充を引き付けた遠藤が、左にパスを出すと、そこにフリーで走り込んで藤春が楽々と無人のゴールにシュートを決めた。22節の岐阜戦で自分たちがつくったJ最多記録の8ゴールにあと1点と迫ったG大阪は、同29分に2ゴールの宇佐美をベンチに下げ、FW平井将生を起用する。

 ホームゲームで史上初めて1万人を越える観客を集めた鳥取も、後半35分に途中出場のFW谷尾昴也が強烈なミドルシュートを放ったが、ボールは右へ逸れて行った。その後も遠藤のCKからDF今野泰幸がヘッドでゴールを狙うなど、チャンスをつくったG大阪が逆転勝利を収めて勝ち点を66に伸ばしている。対する鳥取は8戦未勝利となり、苦戦が続いている。


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