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内田シャルケ、CL出場に暗雲…ホームでのプレーオフ第1戦は痛恨ドロー

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[8.21 欧州CLプレーオフ第1戦 シャルケ1-1PAOK]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)のプレーオフ第1戦が21日、各地で行われ、DF内田篤人の所属するシャルケ(ドイツ)はホームでPAOK(ギリシャ)と対戦し、1-1で引き分けた。内田は公式戦3試合連続でフル出場したが、アウェーゴールを決められ、ホームで痛恨のドロー。第2戦は27日にPAOKのホームで行われる。

 ブンデスリーガでは開幕2試合で7失点を喫し、守備に不安を抱えるシャルケ。この日も開始1分に内田のサイドからクロスを上げられ、ヒヤリとさせられたが、立ち上がりのピンチをしのぐと、徐々にゲームを落ち着かせていった。内田も果敢に攻撃参加。前半13分にはMFジェファーソン・ファルファンとのワンツーで右サイドを駆け上がり、ゴール前に折り返したが、DFにクリアされた。

 ボールポゼッションを高めながらも攻めあぐねる展開が続いたシャルケだったが、前半32分、左サイドからDFクリスティアン・フクスが中央に折り返し、MFユリアン・ドラクスラーが右足でミドルシュート。DFに当たったこぼれ球をFWアダム・サライがつなぎ、最後はファルファンが左足でゴール左隅に流し込んだ。

 エースのFWクラース・ヤン・フンテラールが右膝靭帯の部分断裂で長期離脱を強いられる中、代役1トップを務めた新戦力のアシストで先制点。前半38分にもカウンターからファルファンが右サイドに展開し、ドラクスラーの折り返しにMFジャーメイン・ジョーンズが滑り込みながら左足で合わせたが、惜しくもゴール左に外れた。

 昨年12月までシャルケを率いていたフーブ・ステフェンス監督率いるPAOK。メタリスト(ウクライナ)の出場権剥奪に伴う代替出場というチャンスを生かすべく、必死の反撃を見せる。すると後半28分、左サイドからドリブルで中に切れ込んだMFストフが右足を一閃。鮮やかなミドルシュートをゴール右隅に流し込み、1-1の同点に追いついた。

 またしても無失点で試合を終えられなかったシャルケは痛恨のアウェーゴールを献上。後半35分にはDFベネディクト・ヘーベデスが決定機を迎えるが、GKの好守に阻まれ、勝ち越しゴールを奪えない。同39分、ドラクスラーからのサイドチェンジを受けた内田がゴール前にクロス。しかし、シャライのヘディングシュートはミートし切れなかった。

 後半42分にはファルファンが負傷退場するアクシデントにも見舞われたシャルケ。同43分には後方から足を引っかけた内田がイエローカードを受けるなどリーグ戦から続く悪い流れを断ち切れないまま、ホームでの第1戦は1-1の引き分けに終わった。


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