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岐阜MF益山が古巣相手に強烈恩返し弾

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[8.25 J2第31節 千葉1-1岐阜 フクアリ]

 FC岐阜は1点ビハインドで迎えた後半20分、右サイドを突破したMF染矢一樹が折り返すと、エリア外にいたMF益山司は迷わず右足を振り抜く。「後半最初にもチャンスがあったのですが、(シュートを)打てなかった。2回目(のチャンス)が来たら絶対打ってやろうと自分の中で決めていました」。ダイレクトで放たれたシュートは、GKの指先を抜け、ゴール左隅に吸い込まれていった。

 益山は岐阜工から08年に千葉に入団。だが出場機会に恵まれずレンタル移籍を繰り返すと、昨オフには契約満了が発表された。今季より地元岐阜に完全移籍を果たしていた。「そんなに意識はしていませんでした」と話したが、J1昇格を目指す古巣に強烈な一撃を食らわせた。

 フクダ電子アリーナで決めたゴールについてはさすがに感慨深げに振り返った。「(千葉にいるときは)見てる側ばかりだったので…。でも改めていいスタジアムだなと思いました」。ジェフ時代には出来なかったフクアリ初ゴールに笑みを浮かべた。

 最下位に沈む岐阜は19日に行徳前監督を解任。辛島啓珠アシスタントコーチの監督昇格を発表した。このままでは来季から導入予定のJ3への降格が現実のものとなってしまう。「とりあえず残留するというのはいつも考えています。今はそれを目標に1試合1試合戦っている感じです」と明確な目標を掲げるが、厳しい状況が続くことに変わりはない。

 しかし、チームでただ一人の全試合出場と気を吐く23歳は、「チームのためにという考えは常に持っています」とフォア・ザ・チームを強調。「個人的にもコンスタントに試合に出れているのですごく楽しいんです。自分にとっては初めての経験なので、いろいろな課題もありますが、今はすごく楽しいです」と充実感を口にした。

 這い上がるしかないFC岐阜。益山としても恩のある地元クラブを降格の憂き目に晒すわけにはいかない。

(取材・文 児玉幸洋)

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