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エース豊田2ゴール!! 鳥栖が国見高OBアベック弾のF東京を振り切り3連勝

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[8.28 J1第23節 F東京2-3鳥栖 国立]

 J1は28日に第23節を行い、8位のFC東京は14位のサガン鳥栖と国立競技場で対戦した。3試合未勝利(2分1敗)のF東京は、立ち上がりからボールを支配する。しかし、得点を挙げることができずにいると、前半39分にFW豊田陽平に1チャンスを決められる。その1分後にもFW池田圭に追加点を許し、2点を追う展開になった。攻めあぐねていたF東京だが、後半36分にFW平山相太、同39分にはFW渡邉千真が連続でゴールを決めて、試合を振り出しに戻した。しかし、鳥栖は同40分に再び豊田がゴールを決めて3-2で勝ち越す。終盤のF東京の猛攻も凌ぎ切り、鳥栖が3連勝を飾った。

 F東京はMF米本拓司の出場停止に伴い、MF高橋秀人が先発入り。またDF加賀健一が2試合ぶりに、MF三田啓貴も7試合ぶりにスタメンに名を連ねた。対する鳥栖は、前節の仙台戦(1-0)と同じメンバー、布陣で試合に臨んでいる。
[スタメン&布陣はコチラ]

 両チームともに慎重な試合運びを見せる中で、鳥栖は前半5分にFW豊田陽平がPA外からミドルシュートでゴールを狙う。しかし、これはGK権田修一が正面でキャッチ。一方のF東京も7分にMF石川直宏がPA外から左足のボレーシュートを放ったが、GK林彰洋に抑えられている。

 前半12分には右サイドからMF長谷川アーリアジャスールがサイドチェンジのパスを送る。これを受けた三田がボールをまたぐフェイントから、右足でシュート。しかし、これもGK林にキャッチされた。集団でボールを奪いに来る鳥栖に対し、F東京はボールを大きく動かしながら、プレスを回避する。

 ボールを保持しながら、なかなか前に入れられないF東京だったが、前半19分には右サイドの石川のクロスにFW渡邉千真がヘッドで合わせる。しかし、これは枠を捉えられない。同20分にはMF高橋秀人がミドルシュートでゴールを狙ったが、これもGK林にキャッチされた。鳥栖に圧力を掛け続けるF東京は、26分にも高橋のサイドチェンジから、左サイドでボールを受けたMF東慶悟がワンツーでシュートに持ち込むが、得点できない。

 前半34分には左サイドでボールを受けた石川が縦に仕掛けるが、DFに潰される。こぼれ球に高橋が素早く反応し、東にボールがつながる。東はこれを巧みに前線に送ると、石川がトラップでボールを浮かせてシュートに持ち込む。しっかりとミートできず、シュートはGK林にキャッチされたが、ここからF東京は、より高い位置でボールを回し始める。同38分には、左サイドで高い位置を取った太田がゴール前にクロスを入れる。ファーサイドで三田がヘッドで合わせたが、GK林が枠外へ弾き出している。

 耐える展開になっていた鳥栖だが、エースが仕事をする。前半39分、DF金民友がゴール前に入れたクロスに反応し、ヘッドをゴールに突き刺した。これで勢いづいた鳥栖は、その1分後にも、MF早坂良太がドリブルでボールを運び、左サイドの池田にパス。PA内に侵入した池田は、切り返しでDFをかわすと右足のシュートをゴールに突き刺した。

 前半42分、F東京は2失点に絡んだDF加賀健一を下げて、DFチャン・ヒョンスを起用する。一方の鳥栖も前半終了間際に早坂が負傷し、FW播戸竜二がピッチに入った。この直後に前半は終了すると、F東京のゴール裏サポーターからは大きなブーイングが飛んだ。

 後半の立ち上がり、今度は鳥栖が押し込む展開になる。5分にはCKに播戸がヘッドで合わせたが、これはわずかに右へ外れている。同10分には、鳥栖のFKのタイミングで隣の神宮公園で大きな花火が打ち上げられた。しかし、鳥栖は集中を切らすことなく攻め、同12分にはMF藤田直之がミドルシュートを放つ。ゴール前に人が密集していたため、処理が難しい状況だったが、GK権田が好セーブで3点目を許さない。

 攻撃の形をつくれないF東京は、後半17分に石川と三田を下げて、FW平山相太とMFルーカスを起用して、早くも交代枠を使い切った。しかし、試合の流れは変わらない。後半26分には遅攻から、鳥栖が決定機をつくり出す。左サイドでボールを受けた播戸が、最終ラインの裏へボールを落とす。走り込んだ池田がGKと1対1の局面を迎えたが、渾身のシュートは左ポストを叩いた。

 2点を追いかけるF東京も、ゴール前まではボールを運ぶ。しかし、ゴール前に人数を掛ける鳥栖の守備に苦しむ。それでも後半37分、左サイドから太田がゴール前にクロスを入れると、平山がヘッドで合わせて1点を返した。これで勢いづいたF東京は、2分後にも右サイドからのパスをピッチ中央で受けた渡邉が、反転してシュート。これが左ポストを叩きゴールに決まって、試合を振り出しに戻す。

 さらにF東京は、後半40分にもPA内で渡邉が決定機を迎えたが、シュートはGK林に抑えられる。この守護神の好セーブに、再びエースが応えた。右サイドからMF水沼宏太が、DFとGKの間に最高のクロスを送り込む。そこに飛び込んだ豊田のシュートはGK権田が止めたが、弾いたボールは再び豊田に当たってゴールに転がった。再びリードした鳥栖は、GK林を中心にF東京の攻撃を凌ぎ切って3-2で勝利し、3連勝で勝ち点を26まで伸ばした。対するF東京は、これで4試合未勝利になった。

(取材・文 河合拓)
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