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痛恨ミスを悔やむ浦和DF那須 「簡単に出しておけば…」

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[8.28 J1第23節 横浜FM3-0浦和 日産ス]

 悔やまれるミスだった。浦和レッズは前半27分、DF坪井慶介からのバックパスを自陣PA内でDF那須大亮が受けた。相手からプレッシャーを受けながらもボールをつなごうとしたが、「切り返した時点で(ボールが)足元に入った」。すかさずMF小椋祥平にボールを奪われ、MF中村俊輔に先制点を決められた。

「パスを出そうと思ったけど、プレッシャーも来ていた。簡単に出しておけばよかった」。那須はそう悔やんだが、“後の祭り”。2分後の前半29分にはFWマルキーニョスに豪快ミドルを叩き込まれ、試合の主導権を横浜FMに握られた。

 立ち上がりのアクシデントも痛かった。前半5分、DF森脇良太がMF齋藤学との競り合いからピッチに落下し、臀部を強打。一度はプレーに戻ったが、同9分に坪井との交代を余儀なくされた。森脇は大事を取って試合後のミックスゾーンも通らず、そのままバスに乗り込んだが、クラブ関係者によると、病院に行く予定などはないという。

 前半のシュート数はわずか1本。反撃に出たかった後半立ち上がりの3分にも3失点目を喫し、出はなをくじかれた。最後までリズムに乗れないまま、0-3の零封負け。「相手の方が運動量が多くて、球際もほとんど負けていた。勝ちたい気持ちで相手に負けていた」と振り返ったMF柏木陽介は「やりたいことをやらせてもらえず、相手のやりたいサッカーにハマっていった」と唇をかんだ。

 MF原口元気も「完敗だと思う」と認める。「相手の守備が素晴らしかったし、スペースがなかった。正直、くさびが入らなかったし、引き出す動きをしても、相手が多すぎて、なかなか受けられなかった」。リードを奪った横浜FMはしっかり守備組織を整え、カウンターから追加点を狙った。いい時間帯で効果的に得点を重ね、余裕の試合運びで完封勝利をおさめた。

 それでも那須は「最後まで声を出して、戦おうとしていた。1点でも取ろうという必死な気持ちがあった。そこは次に向けてポジティブな部分」と前を向く。「敗戦を受け止めて、切り替えていくしかない。これでシーズンが終わったわけではない。ここで何かを得ないといけないし、最後、テッペンに立てば、今日のことも笑って終われる」。この日、首位に立った横浜FMとの勝ち点差は「4」。残り11試合。優勝争いはここからが本番だ。

(取材・文 西山紘平)

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