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磐田、J1残留へ黄信号…15位甲府との大一番はドロー

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[8.31 J1第24節 磐田1-1甲府 ヤマハ]

 ジュビロ磐田ヴァンフォーレ甲府の一戦は1-1のドローに終わった。後半30分にMF山田大記の得点で磐田が先制したが、同41分に甲府がFWパトリックの得点で追いついた。

 試合前の段階で磐田が勝ち点15で17位、対する甲府が勝ち点24で15位。磐田にとっては、勝てば残留圏まで6差となるが、敗れれば12差に広がり残留が絶望的となるだけに、まさしく運命の一戦となった。

 お互い慎重な立ち上がりを見せた。是が非でも勝ち点3を挙げたい磐田だが、DF駒野友一らが再三サイドからクロスを送り攻め込むが、なかなかシュートシーンまで持ち込めない。前半は磐田がシュート1本、対する甲府もシュート2本に終わり、スコアレスで折り返した。

 後半に入ると、関塚隆監督に「もっとシュートを打っていこう」と送り出されたイレブンは、ゴールに向かう姿勢を取り戻す。すると迎えた後半30分、左サイドからMF小林裕紀がクロスを上げると、ファーサイドのMF藤田義明が頭で落とす。これをゴール前に走り込んだMF山田大記が押し込み、待望の先制点を手にした。

 だが甲府も意地を見せた。後半41分、右サイドからDF佐々木翔からクサビのパスを入れると、FW平本一樹がヒールで流す。これがペナルティーアーク付近にいたFWパトリックに渡ると、右足から放たれたシュートはGK川口能活の左を抜いてゴールネットが揺れた。

 J1残留を争う大一番は1-1のドローで幕を閉じた。勝ち点1ずつを積み上げた両チームだが、残留圏の15位甲府(勝ち点25)と17位磐田(勝ち点16)の勝ち点差は9のまま。今季のJ1も残り10試合。いよいよ磐田の尻に火が付き始めた。


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