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守備充実の酒井 「パーフェクトにしたかった」

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攻撃面の向上を誓う

 ハノーファーDF酒井宏樹は31日、ブンデスリーガ第4節のマインツ戦で右サイドバックとして先発フル出場し、4-1の逆転勝利に貢献した。結果に満足の酒井だが、攻撃面では課題も感じているようだ。

 ハノーファーは、12分にマインツFWニコライ・ミュラーに4試合連続となるゴールを決められたが、その後4得点を挙げて、開幕3連勝中だったマインツに初黒星をつけた。

酒井は対峙する相手にほとんど仕事をさせなかった。チームの勝利と後半途中までの自身のできに納得の様子の酒井だが、最後に2回連続で抜かれたことは悔しかったようだ。酒井は「後半の最後っていうのが…パーフェクトにしたかった」と振り返っている。

 チームの守備については手応えがあるようで、「4枚でブロックをつくって、特に食いつくこともなく、相手が3枚流動的になってきても(うまくいっている)」と話した。

 自身のパフォーマンスについては、最後の部分以外では「うまくブロックをつくって守れてたんじゃないかな」と述べ、「最近本当にうまくいってるのが守備」「1対1とか、そういうところが自分の仕事だった」と、ディフェンス面で自信を持ってプレーできているようだ。

 しかし、「今日はあんまり上がる機会がなかった」「なかなか前に運べなかった」と、課題も口にしている。守備だけでなく攻撃でも貢献したいと考える酒井は、「自分が行ったときにちゃんとパスをもらって、しっかり仕事をできればいいと思います」「そういう部分で結果を残せれば、もっともっとチームにとってストロングになる」と語った。

 相手FW岡崎慎司については、「クオリティーがすごく高い選手」としながらも、「僕は特徴を知っているので、試合前に受け渡しをしっかりしようとCBに話した」とチームメートと対策を練っていたことを明かした。

 4試合連続の先発出場で、日本代表復帰を果たした酒井は「ここで頑張っていることが代表に呼ばれるということなので」と手応えを感じている。「結果を出して、試合に出て、試合に勝つことによって経験が増えてますし、常に自分が出ていることはやっぱり大事」と、試合に出ることの重要性を強調した。

 ここ数試合失点の多い日本代表については、「僕が何か言うことではない」と前置きした上で、「全体で守備をしっかりして一体感を持てるようにしないといけない」と守備陣だけの問題ではないと話した。ただ、「常に話し合ってきているので、意識も高い集団ですし」と、心配はしていないようだ。


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