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鹿島がGK八木の現役引退と育成コーチ就任を発表

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 鹿島アントラーズは1日、GK八木直生が現役を引退することになったと発表した。8月末で選手契約を解除し、同日付で育成組織コーチとして契約を結んだことも合わせて発表されている。

 鹿島ユースから10年にトップチームに昇格した八木だが、公式戦出場の機会はなかった。今年2月にはメディカルチェックで心疾患が見つかったため、チームを離脱することが発表されていた。

 八木はクラブを通じて「春に心臓の手術を受け、復帰を目指してトレーニングを行ってきましたが、このたび現役選手としての生活を終えることを決意しました」とコメント。「シーズン終了を待つよりも、少しでも早く次の一歩を踏み出し、勉強を始めることが大切だと思い、決断しました」と、引退を決断するまでの心境を明かすとともに、今後の抱負を語っている。

「これまで多くの方々に支えていただいてきたので、本心を言えば、ピッチで恩返しがしたかったです。申し訳ない気持ちは残りますが、今後は今までとは違った形でクラブに貢献できればと考えています。ユース時代から7年間、プロとしてカシマスタジアムのピッチに立つ日を夢見て練習に取り組んできましたが、これからは自分が育てた選手がプロのピッチに立つことを夢見て、日々精進したいと思います」

 なお、クラブは9月29日にカシマスタジアムで行われる「オープンスタジアム2013」で同選手のサヨナラセレモニーを行うと発表している。

●GK八木直生
(やぎ・なおき)
■生年月日
1991年12月18日
■出身
群馬県桐生市
■身長/体重
199cm/80kg
■経歴
広沢FC-桐生市立広沢中学校-鹿島アントラーズユース-鹿島アントラーズ
■公式戦出場歴
なし
■代表歴
2009U-18日本代表候補

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