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ケンペスがハットトリック、千葉が福岡との打ち合い制し5戦ぶり勝利

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[9.1 J2第32節 福岡3-4千葉 レベスタ]

 ジェフユナイテッド千葉アビスパ福岡に4-3で勝利し、5戦ぶりの白星を挙げた。激しい点の取り合いとなったが、FWケンペスがハットトリックを記録するなど、千葉が打ち合いを制した。勝ち点を55に伸ばした千葉は、順位は変わらなかったが、3位長崎を1差で追走している。

 先制は福岡だった。前半3分、FKを獲得した福岡は、MF金久保順がサインプレーからゴール前にボールを入れる。これはこぼれるが、ペナルティーアーク付近からFW石津大介が豪快に蹴り込み、幸先よく得点が生まれた。しかし千葉も同29分、MF伊藤大介がアーリークロスを入れると、FWケンペスが走り込みながら難しいヘディングシュートを決めて、前半のうちに同点に追いついた。

 後半も先に試合を動かしたのは福岡。6分、MF中原秀人からのパスを受けたFW坂田大輔が縦に勝負を仕掛ける。DF竹内彬とマッチアップしたが、ワンフェイントでシュートコースを作ると、右足を鋭く振り抜く。ボールはゴール右隅に収まり、再び勝ち越しに成功した。

 だがここ4試合勝ち星から見放されている千葉も意地を見せる。後半9分にDF米倉恒貴が豪快にミドルシュートを突き刺し、再び同点とすると、同22分にはカウンターからケンペスがこの日2点目を決めて逆転。さらに同26分には直前に交代で入っていたFW森本貴幸のパスを受けたケンペスがゴールネットを揺らし、リードを広げた。ハットトリックを達成し、得点ランク首位を独走するケンペスだが、出場停止2試合を含め、8試合ぶりの得点となった。完全復活を果たした助っ人ストライカ―が再び量産態勢に入った。

 一気に劣勢となった福岡も連敗は避けようと、猛攻を仕掛ける。後半43分にはMF中原秀人が豪快なミドルシュートを左隅に突き刺し1点差に詰め寄るが、反撃もここまでだった。


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