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松本がクラブ初の4連勝、プレーオフ圏まで勝ち点2差の7位に浮上

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[9.1 J2第32節 松本2-1鳥取 松本]

 松本山雅FCはホームでガイナーレ鳥取に2-1で競り勝ち、クラブ史上初となる4連勝を飾った。順位も一つ上げて7位に浮上。J1昇格プレーオフ圏内となる6位京都との勝ち点差は「2」となっている。一方の鳥取は3連敗で10試合連続白星なし(5分5敗)となった。

 前半23分、FW船山貴之が直接FKを狙うなど立ち上がりから攻勢に出た松本。船山の折り返しにMF岩上祐三が走り込み、PA手前から左足でシュートを打ったが、これも枠を捉え切れなかった。

 それでも前半33分、ロングボールからMF岩沼俊介がPA内左でボールキープ。マイナスの折り返しからMF玉林睦実がシュートを放つと、GKが弾いたボールがポストに当たって跳ね返り、FW塩沢勝吾が素早く右足で押し込んだ。

 前半のシュート数は松本の9本に対し、鳥取は2本。先制後も左CKから塩沢がバックヘッドでゴールを狙うなど試合の主導権を握り続けた。鳥取も後半に入ると、徐々に反撃に出る。後半12分にはDF田中雄大のアーリークロスにMF森英次郎が走り込み、ヘディングシュートを放つが、GK村山智彦がセーブ。松本1点リードのまま終盤に入った。

 ところが後半41分、鳥取はDFドドのロングシュートが松本の選手に当たって大きく跳ね上がり、そのままゴール前へ。これをFW久保裕一が倒れ込みながら右足ダイレクトボレーで捉え、ゴールネットを揺らした。不運な形で同点に追いつかれた松本。それでも直後の後半42分、右サイドを突破した玉林のクロスに塩沢が頭で合わせ、再びリードを奪った。

 失点から1分後の勝ち越しゴールが決勝点。クラブ新記録となる4連勝を飾った反町康治監督は「夏場の苦しい時期に4つ連続で勝ったことをうれしく思う」と納得の表情を浮かべた。順位も7位に上げ、昇格プレーオフ圏内は目前。「いい形でリーグ終盤を迎えられると思う」と、手応えを口にしていた。


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