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長谷部のニュルンベルク加入を喜ぶ清武 「心強い」

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 頼もしいチームメイトの加入をだれよりも喜んでいる。MF長谷部誠のニュルンベルク移籍が決まり、同僚となったFW清武弘嗣。移籍が決まる前に長谷部から相談の電話もあり、「『待ってます』と言いました」。チームは開幕から2分2敗の未勝利。「心強いし、ハセさん(長谷部)が入ることで今のチームはすごくよくなると思う」とうれしそうだった。

「今はこっち(代表)にいるので、こっちに集中して、帰ったらまたチームのためにやれれば」。6日のグアテマラ戦(長居)、10日のガーナ戦(日産ス)へ気持ちを切り替える清武だが、6月15日に行われたコンフェデレーションズ杯開幕戦のブラジル戦に先発して後半6分に途中交代となって以降、代表戦では出番がない。続くイタリア戦もメキシコ戦も、8月14日のウルグアイ戦も、90分間ベンチを温め続けた。

 代表チームはその間に国内組で7月の東アジア杯に臨み、大会初優勝。2列目のポジションでも、FW工藤壮人やFW齋藤学が代表入りを果たすなど、新たな競争が生まれている。「代表に来るたびにみんな進化しているし、吸収することがたくさんある」と話す清武は、国内組の台頭に「刺激になるし、しっかり自分もやらないといけない」と決意を新たにする。

「五輪世代がたくさん入ってきてうれしいし、自分たちが突き上げていかないといけない」。ロンドン五輪メンバーの齋藤、MF山口螢、DF酒井宏樹、DF酒井高徳、GK権田修一。五輪メンバーには入らなかったが、同年代であるFW大迫勇也、工藤、FW柿谷曜一朗。A代表の中でも一大勢力となりつつあるロンドン世代のライバルたちと切磋琢磨しながら、自分自身もさらにレベルアップさせていく。

(取材・文 西山紘平)

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