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[コマスポ]後期リーグ開幕戦、決定力に欠けほろ苦いスタートに

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 JR東日本カップ2013第87回関東大学サッカーリーグ2部・第10節は4日、江戸川区陸上競技場で駒澤大vs朝鮮大戦が行われた。前期リーグを昇格圏内の2位で折り返した駒澤は開幕白星発進と行きたいところだったが、試合開始早々から失点してしまう。その後同点に追いつくため果敢に攻める時間帯が続くが、後半に入って逆に追加点を奪われてしまう。途中出場のMF吉岡雅和(1年=長崎総合科学大附高)のゴールで一点返すも、あと一歩届かず試合は終了。開幕戦はほろ苦いスタートとなってしまった。

 8月にプロ内定が決まった前期リーグ得点王のFW山本大貴(4年=ルーテル学院高)を怪我で欠いた開幕戦。絶対的エース不在の中試合に臨んだ。開始早々の前半3分、中央からのロングボールを受けたMF姜光(2年=東京朝鮮高)が巧みなトラップでマークを外しミドルシュート。これがゴールネットを突き刺さり、序盤からいきなり不利な状況に立たされてしまう。

 失点を喫してから流れは駒大のペース。前期持ち味の高さで、得点力を爆発させたFW小牟田洋佑(3年=前橋育英高)にボールを集め反撃を狙うが、シュートの決定力に欠けて攻勢が続くも得点に結びつかない状況に陥ってしまう。前半はこのまま1点ビハインドで折り返す。

 後半入ると悪い流れを断ち切るチャンスが訪れる。54分MF碓井鉄平(4年=山梨学院高)のパスを左サイドから受けた小牟田が遠い位置からシュートを放つが相手キーパーの正面。その後も再三チャンスが訪れるも得点を決めることができない。逆に62分、1年生テクニシャンのMF高志煌(1年=東京朝鮮高)の右FKからボールがこぼれたところをDF安泰永(1年=東京朝鮮高)に頭で押し込まれ、失点。まさかの2失点目で追い討ちを食らってしまう。

 72分、この悪い流れを断ち切ろうとスピードのあるMFキム・デセン(1年=東京朝鮮高)と吉岡を投入し巻き返しを図る。すると82分、吉岡がPA内でボールを受け、相手ディフェンスを交わし左足でシュート放つとゴールに吸い込まれ、終盤でようやく得点を挙げ1点差に詰め寄る。得点後FW畦地健太(4年=丸岡高)を投入し同点に追いつくためにFWの枚数を1枚増やすが、相手の決死の守りを崩せず試合は1-2で敗戦。

 試合後、秋田浩一監督不在の為監督代理として指揮を執っていた岡田誠史コーチは「ラッキーなことに12試合あるので、(今日の試合を)反省して、次は同じ失敗を繰り返ようにしていきたいと思う」とコメント。後期昇格レースのスタートラインから少し出遅れてしまった駒大だが、決定力の欠如など反省点を少しでも改善して、次節法大戦で白星を掴み取り、昇格へと大きな弾みをつけて欲しい。

[写真]前線で奮闘する小牟田

(文 駒大スポーツ 清村亮太)
(写真 同 向江凌理 )

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