ベルギーは王手

　6日、ワールドカップ(W杯)欧州予選が、各地で行われた。

　グループAでは、ベルギーが本大会出場に王手をかけた。アウェーでスコットランドと対戦した首位ベルギーは、2-0で勝利を収めている。2位クロアチアと3位セルビアの2位争い直接対決は1-1で終わり、ベルギーのリードが広がった。

　グループDでは、ここまで全勝のオランダがアウェーでエストニアと引き分ける波乱が起きた。ロッベンのゴールで先制したオランダだったが、その後に逆転を許すと、終盤にファン・ペルシのゴールで追いつくのがやっと。依然としてグループ首位を快走しているが、連勝が止まっている。2位につけていたハンガリーは勝ち点1差で3位だったルーマニアにアウェーで0-3と敗北。2位が入れ替わっている。4位のトルコは、最下位アンドラを5-0で一蹴した。

　グループEは、首位スイスがホームでアイスランドと引き分けた。立ち上がりに失点したスイスは、54分までに4点を奪って試合を決めたかと思われた。しかし、先制点を決めたグズムルドソンのハットトリックなどで終了間際に追いつかれて4-4で終了。それでも2位のアルバニアがスロベニアに敗れており、スイスの優位は変わっていない。ノルウェーはキプロスに2-0で勝利し、2位に浮上した。

　グループFでは、ポルトガルとロシアのデッドヒートが続いている。ポルトガルはアウェーで北アイルランドと対戦し、4-2で勝利した。ポルトガルは前半のうちにポスティガが退場となるが、1-1で折り返した後半に反撃。北アイルランドが2人の退場者を出したことも影響し、エースのハットトリックで勝ち点3をつかんだ。2位ロシアは、ホームで最下位のルクセンブルクに4-1と順当勝ち。1試合消化が多いポルトガルを、勝ち点2差で追っている。

　グループGは首位争いが激化。首位を走っていたボスニア・ヘルツェゴビナが、ホームでスロバキアに0-1で敗れている。3位だったスロバキアに加え、2位のギリシャも敵地でリヒテンシュタインに1-0と勝利し、混戦模様となっている。

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