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シャルケ同僚のボアテング欠場を残念がる内田

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 ガーナ戦を2日後に控えた8日、日本代表DF内田篤人(シャルケ)が今夏、ミランからシャルケに移籍してきたMFケビン・プリンス・ボアテングが来日メンバーに入っていないことについて「チームメイトとやるチャンスはなかなかないので残念です」と話した。

 シャルケの同僚と国際Aマッチで対戦することになれば、11年6月1日のキリン杯・ペルー戦でMFジェファーソン・ファルファンと戦ったとき以来だったが、「移籍してきたばかりなので(来日しなかった)気持ちは分かる。(ドイツに住んでいる)僕らからすれば(日本は)はるかに遠い国ですから。来なくていいですよ」とおもんぱかった。

 練習前にはガーナのビデオを見た。10年の南アフリカW杯でベスト8に入ったアフリカの強豪は、6日のブラジルW杯アフリカ予選でザンビアを2-1で下して最終予選進出を決めるなど、高いレベルの実力を保っている。「ビデオを見たけど、やっぱりスピードが速いし、体も強いし、身体能力が高い」と内田も警戒を強める。

 6日のグアテマラ戦は先発をDF酒井高徳(シュツットガルト)に譲った。試合終盤にベンチから呼ばれて交代出場かと思いきや、結局出番はなかった。合宿が始まった当初、「いい相手と2試合やれるので、しっかり結果を残したい」と話していただけに、アフリカ勢との貴重な一戦となるガーナ戦に向かう意気込みは強い。

「うまくやれたらいいと思うけど、特別意識することはないと思う」。クールな言葉の奥に闘志をにじませていた。

(取材・文 矢内由美子)

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