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絶妙トラップも決め切れず…清武は腰を痛める

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[9.10 キリンチャレンジ杯 日本3-1ガーナ 日産ス]

 苦悶の表情でミックスゾーンに姿を見せた。日本代表MF清武弘嗣(ニュルンベルク)は試合中に腰を強打。後半34分に交代したが、試合後も痛みが引かず、ミックスゾーンに設置された柵に手を置きながら報道陣の取材に短く応じた。

 最大の見せ場は前半23分に訪れた。FW香川真司からの1本のロングパスに反応。絶妙なトラップでボールをコントロールし、右足でシュートを打ったが、至近距離でGKの好セーブに阻まれた。

 チームはその1分後にミスからカウンターで失点。「決めたかった。あれを決められずに、すぐに決められた。ああいうのを決めておかないと先制される。ダメだなと」。悔やんでも悔やみ切れない場面だった。

「左サイドから攻撃すると試合前から言われていた」という清武。その後はなかなかいい形でチャンスに絡む場面がなかった。「もう少し右サイドで崩せればよかった。(内田)篤人くんとの関係は悪くなかった。もっとレベルを上げて、FWとも連係していければ」。2試合連続で先発しながら不完全燃焼に終わった2連戦。今は何よりも腰の状態が心配される。

(取材・文 西山紘平)

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