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[W杯欧州予選]オランダ、イタリアの本大会出場が決定…ドイツは次節に持ち越し

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 ブラジルW杯の欧州予選が10日に各地で行われた。

 D組のオランダは敵地で最下位アンドラと対戦。前半はスコアレスで折り返したが、後半に入ると、オランダは4分にFWロビン・ファン・ペルシー(マンチェスター・U)の鮮やかなミドルシュートで先制。同8分にもファン・ペルシーがクロスのこぼれ球を押し込み追加点を奪った。同組2位のルーマニアがトルコに0-2で敗れたため、2-0で勝利したオランダのグループ首位通過が確定。時間差の関係もあり、欧州勢一番乗りで3大会連続10回目の本大会出場が決定した。

 またB組では首位のイタリアがホームでチェコと対戦。前半19分に先制点を許したイタリアだったが、後半6分にDFジョルジョ・キエッリーニ(ユベントス)がCKを頭で合わせて同点。同9分にはFWマリオ・バロテッリ(ミラン)が、自ら得たPKを沈めて逆転に成功した。勝てば自力での突破を決めるイタリアは、このままリードを守り抜き、14大会連続18回目の本大会出場を決めている。

 C組のドイツは敵地でフェロー諸島と対戦。MFメスト・エジル(アーセナル)らのゴールで3-0で快勝したが、2位のスウェーデンがカザフスタンに1-0で勝利したため、W杯出場確定は次節以降にお預けとなった。ただ、スウェーデンとドイツの差は「5」開いており、ドイツの優勢に変わりはない。

 F組では3-1でイスラエルを下したロシアが、1試合多かったポルトガルをかわして首位に浮上。勝ち点1差で残り2試合に突入することになった。

 H組の天王山となったウクライナ対イングランドの一戦は、互いに譲らずスコアレスドローに終わった。勝ち点16でイングランドが一歩前に出ているが、モンテネグロも交えた3チームが勝ち点1差にひしめき合っており、大混戦となっている。10月11日の次節ではイングランドがホームでモンテネグロと対戦。ウクライナはホームでポーランドと対戦する。

 I組ではフランスが敵地でベラルーシを4-2で下した。2度のリードを許したフランスだったが、いずれもMFフランク・リベリ(バイエルン)のゴールで追いつくと、MFサミル・ナスリ(マンチェスター・C)、MFポール・ポグバ(ユベントス)の得点で突き放した。試合数で1試合少ない首位スペインに勝ち点で追いついている。

(9月10日)
【A組】
ウェールズ 0-3 セルビア
マケドニア 1-2 スコットランド

【B組】
イタリア 2-1 チェコ
アルメニア 0-1 デンマーク
マルタ 1-2 ブルガリア

【C組】
フェロー諸島 0-3 ドイツ
オーストリア 1-0 アイルランド
カザフスタン 0-1 スウェーデン

【D組】
アンドラ 0-2 オランダ
ルーマニア 0-2 トルコ
ハンガリー 5-1 エストニア

【E組】
ノルウェー 0-2 スイス
キプロス 0-2 スロベニア
アイスランド 2-1 アルバニア

【F組】
ロシア 3-1 イスラエル
ルクセンブルク 3-2 北アイルランド

【G組】
ギリシャ 1-0 ラトビア
スロバキア 1-2 ボスニア・ヘルツェゴビナ
リトアニア 2-0 リヒテンシュタイン

【H組】
ウクライナ 0-0 イングランド
サンマリノ 1-5 ポーランド

【I組】
ベラルーシ 2-4 フランス
グルジア 0-1 フィンランド


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