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敵地でドローの柏、アウェーゴールで上回り日本勢4年ぶりの4強進出!!

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[9.18 ACL準々決勝第2戦 アルシャバブ2-2柏]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の準々決勝第2戦が18日に行われた。日本勢で唯一進出している柏レイソルは敵地でアルシャバブ(サウジアラビア)と対戦し、2-2で引き分けた。2戦合計スコアは3-3となったが、アウェーゴールの差で上回った柏が、日本勢としては09年の名古屋以来4年ぶりの4強進出を決めた。

 8月21日に行われた第1戦は、前半21分にFW工藤壮人のゴールで柏が先制。しかし、同44分にMFフェルナンド・メネガッゾが同点ゴールを奪い、1-1の引き分けとなっていた。

 迎えた第2戦、試合を動かしたのはアルシャバブだった。前半10分、右CKを獲得するとFWナイフ・ハザジに打点の高いヘディングシュートを決められ、1点の先行を許した。

 しかし柏は2分後の前半12分、MF栗澤僚一がアーリークロスを入れると、元京都の韓国代表DFカク・テヒのオウンゴールを誘う。完全にカク・テヒのクリアからそのままゴールに吸い込まれたが、記録上は栗澤の得点になった。

 前半36分過ぎには給水タイムが設けられるなどの対策が取られたが、気温36度、湿度8%と厳しいコンディションの中のゲームは進む。前半終了間際にはMF大谷秀和がイエローカードを受ける。これにより累積2枚目となった大谷は、準決勝に進出した際も第1戦は出場停止となった。

 2戦合計2-2と全く五分のまま、試合は後半戦に突入した。しかし後半に入っても一進一退の攻防は続いた。柏も敵地での一戦というのを全く感じさせない戦いぶりで対抗すると、22分には左サイドからMFジョルジ・ワグネルの上げたクロスに工藤がダイビングヘッドで飛び込むビッグチャンスを作るが、GKの好セーブに阻まれ、ゴールとはならなかった。

 だが2度目の給水タイムをはさんだ直後の後半28分、左サイドからのCKを獲得した柏は、ジョルジ・ワグネルがゴール前に蹴り入れると、ニアに入り込んだDF近藤直也が頭で合わせて、ゴール右隅に押し込む。アウェーで2点目を挙げたことにより、この時点でこの試合は90分で決することが決定。さらに今後同点の場合でも柏が勝ち上がる圧倒的優位な展開に持ち込んだ。

 同40分にはDFハッサン・ムアスにミドルシュートを決められ、同点に追いつかれるが、その後の反撃は許さなかった柏。このまま2-2で引き分け、2戦合計スコアは3-3、アウェーゴールの差により準決勝進出を決めた。

 柏は無敗のまま、日本勢としては09年の名古屋以来のベスト4に進出。準決勝の相手は中国王者の広州恒大に決定している。第1戦は9月25日に柏のホームで、第2戦は10月2日に敵地で行われる。


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